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個人が撮影した動画を発端に問題が明るみに出たり、テレビ番組のニュースが作られることが多くなってきた。情報番組にも出演するお笑い芸人のカンニング竹山さんは「最近は、ちょっとおかしくないか?と思うことが増えてきた」という。
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仲間のプロデューサーと3人で、手弁当でやってきたYoutubeを再開したんです。いろんなメディアがある中で、日本だけを考えていたらもう小さいなと思っているので、目標は中国進出! 日本の芸能人はアメリカに行きがちだけど、中国とか台湾はどうなんだろうっていう発想です。ただ、我々テレビタレントがやるとそこまで視聴数が上がらないんですよね(笑)。芸人でもカジサックとかオリラジの中田敦彦とか人気がある人もいて、彼らはアップする頻度がめちゃくちゃ多いんです。仲間内では「あのやり方だと本当にYoutube中心の生活になるな……」と話しているんですが、それができるのは本当にすごい。
この前、AbemaTVの番組でハイヒール・リンゴさんとも、ネットとテレビをこれからどうしていくかという話をしたんですが、僕としては両方やりたいんですよね。地上波とネットは技術論が違うとしても、そこまですみ分けせずに両方あれば良いんじゃないかと。だからYoutuberのヒカキンやはじめしゃちょーが地上波のCMに出ているのもすごく良いことで、ネットのスターもテレビに出たら良いと思う。テレビはオールドメディアと呼ばれて、「テレビは嘘をつく」とか「規制が厳しいから何も言えない」ってネットとの対立構造を作られがちなんだけど、決してそうじゃないと思うんです。
テレビはスポンサーが付いているから視聴者から不買運動をされたら嫌だし、それを避けようとみんなおとなしくなったりして、テレビが面白くなくなってしまう。そういうことはあるけど、ネットメディアが増えるとそこにもスポンサーが入るようになるし、影響力が大きくなれば規制だって入る。将来的にはネット広告の不買運動なんてことも起きてくるでしょうね。ネットだったら好きなことを何でも発信できるっていう考え方は結局、自分で自分の首を絞めていることになるんですよ。