モテてしまった山ちゃん　「テラハ」の毒担当はどうなるの？

　南海キャンディーズの山里亮太さんが、いつの間にか、カッコいい人になっている。って、いつの間にかじゃないんですけど。蒼井優さんと結婚してからなんですけど。

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　だってインタビュー写真が、陰影濃いめの物憂い表情になっている。mercariMAGAZINEに登場した山里さん、ダークグレーのスーツで、ちょっと体を前に倒してあごに手を当てている。まるで佐藤浩市さんみたいなんですけど。ずっと背景が黒なんですけど。

　山里さんはトレードマークの赤いメガネ、愛用の時計の話などをしていた。結婚して日用品に触れるようになり、最近はメチャクチャ干しやすい物干しラックに感動した、という話もしていた。

　TBSラジオに「たまむすび」という番組がある。赤江珠緒さんがパーソナリティーで、山里さんは火曜レギュラー。7月9日の放送で、「mercariMAGAZINE」が話題になった。「最近物干し竿を覚えたそうですね」と赤江さんが振り、「物干しがあるってこと、42にして知ったんです」と山里さんが返した。よくあるトークだった。

　が、それで済まないのが、最近の山ちゃん。「デイリースポーツonline」がその日のうちに「南キャン山里、結婚して物干し竿を知る」という記事を配信した。文字通り受け取り、真面目な「ニュース」として報じられていた。

　翌10日25時からの「JUNK山里亮太の不毛な議論」で山里さんは自らこの記事を紹介、「ネタです」と言っていた。シャレですよー、と言わないとシャレにならない最近の彼。以上、今、山里亮太が熱い、でした。

　ということですよね、デイリースポーツonlineさん＆サントリーさん。

　7月13日から南海キャンディーズが出演するサントリー「カラダを想うオールフリー」のCMが絶賛オンエア中だ。しずちゃんに「もうひとりのカラダやない！」と言われ、山里さんは「しずちゃーん」と応えている。

　結婚発表の記者会見では、2人の「見かけ格差」が話題になっていたけど、もともと山里さん、背が高くて足が長い。だから陰影濃いめの写真にも耐えるし、サントリーのCMだってバッチリだ。蒼井さんは会見で「メガネを変えるとカッコよくなったりする」と言っていた。わかるわかる、と頷いたあなたは「テラスハウス」ウォッチャーですね。

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矢部万紀子

矢部万紀子（やべまきこ）／1961年三重県生まれ／横浜育ち。コラムニスト。1983年朝日新聞社に入社、宇都宮支局、学芸部を経て「AERA」、経済部、「週刊朝日」に所属。週刊朝日で担当した松本人志著『遺書』『松本』がミリオンセラーに。「AERA」編集長代理、書籍編集部長をつとめ、2011年退社。同年シニア女性誌「いきいき（現「ハルメク」）」編集長に。2017年に（株）ハルメクを退社、フリーに。著書に『朝ドラには働く女子の本音が詰まってる』『美智子さまという奇跡』『雅子さまの笑顔』。

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