■第8位:日大三(2001年、平成13年)


春:3回戦 夏:優勝
主な選手:近藤一樹(ヤクルト) 都築克幸(元中日) 内田和也(元西武) 原島正光(元日立製作所) 千葉英貴(元横浜)

 選抜は下野輝章(元日本生命)擁する東福岡に3回戦で敗れたものの、夏は持ち前の強打で優勝を果たしたチーム。夏の甲子園でのチーム打率.427は当時歴代最高。1番の都築、3番の内田が2本塁打、4番の原島は3本塁打を放っている。特に都築は当時史上2位となる1大会16安打をマークした。投手陣も近藤、千葉と140キロを超える右腕二人を擁し、その年のドラフトでは4人がプロ入りすることとなった。

■第7位:智弁和歌山(2000年、平成12年)
春:準優勝 夏:優勝
主な選手:池辺啓二(元JX-ENEOS) 武内晋一(元ヤクルト

 春は決勝戦で筑川利希也(元Honda)に抑えられて準優勝に終わったものの、夏は現在も歴代最多記録である大会100安打、11本塁打をマークして優勝を飾った。3回戦のPL学園戦では7失点、2回戦の中京大中京戦、準々決勝の柳川戦、決勝の東海大浦安戦では6失点と投手陣は不安定だったが、それをはね返すだけの打力を備えたチームだった。中でも3番武内、4番池辺の打球の速さは高校生では群を抜いており、それぞれ長くプロ、社会人野球でプレーした。

■第6位:駒大苫小牧(2005年、平成17年)
春:2回戦 夏:優勝
主な選手:田中将大(ヤンキース) 林裕也(元東芝) 本間篤史(元JR北海道

 前年に北海道勢として初の優勝を果たしたチーム、翌年に夏の甲子園三連覇に迫ったチームも強かったが、安定感で言えばこの年のチームになるだろう。松橋拓也、吉岡俊輔、田中と3人の力のある投手を揃え、2回戦以降は継投で勝ち上がった。準々決勝では7回から5点差をひっくり返し、準決勝では辻内崇伸(元巨人)、平田良介(中日)、中田翔日本ハム)のいた大阪桐蔭を延長のすえに下すなど、接戦の強さも光った。

暮らしとモノ班 for promotion
大谷翔平選手の好感度の高さに企業もメロメロ!どんな企業と契約している?
次のページ
平成最強チーム、第5位は…