「中国の11月11日のダブルイレブン(独身の日)が人気になった影響などで、日本でもIT系が11月にセールを仕掛けるようになり、ハロウィーンが終わったらすぐ年末商戦のようになっています。そうするとクリスマスは遅れてくるお祭りという状態。ケーキ、チキン、イルミネーションなどクリスマスのシンボルが身近になり、特別感が無くなっている。イベントを仕掛ける企業側の意思決定者は40代~50代ですが、彼らが慣れ親しんだクリスマスはもう過去の風景になりつつあるのかもしれません。これまでと違う意味付けをしたり、イメージを刷新していかないと、クリスマスの地盤沈下は避けられないでしょう」

 平成最後のクリスマス。次の時代には、復権の救世主が現れるのだろうか。(AERA dot.編集部・金城珠代)

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