■お年玉は全員にあげる

 帝国劇場の2020年を締めくくり、21年のスタートを切る大舞台。長丁場の舞台を二人で引っ張っていく。年末年始を挟むことから、後輩からはお年玉をおねだりする声もあるとか。

神宮寺:お年玉をどうするかは、僕と岸くんの間で話がついてます。それぞれ全員にあげて、差し入れはできるかわからないけど、ちょっとリーズナブルにするんだよね。

岸:ね! そこはちゃんと考えていかないと。ぶっちゃけ、お年玉だって、そんなあげられるような身分じゃないんですけど、自分たちも先輩からもらってきたから、その恩は回していかなきゃダメですから。はぁ……。

神宮寺:ため息つかない(笑)。でも出演者が少なくてラッキーだったね。ジャニーズJr.全体が出る公演だったら大変だった。

岸:……想像したら気絶しそう。

神宮寺:今回、岸くんが積極的に後輩に話しかけてるのを見て驚いてます。いつもは自分から後輩に行かない印象があるから。

岸:そうだね。でも今回はほぼ同期の中村嶺亜(7MEN侍/ジャニーズJr.)とかがいて、出演する後輩たち全体にうまいことパイプを繋いでもらってる。いい雰囲気になるといいなと思っています。

■ラブソングと一緒に

 King & Princeのデビューから約2年半。今月16日にはシングル「I promise」をリリース。NHK紅白歌合戦の出場も決定し、順調そのものだ。

岸:いやいや、そこに関しても余裕はゼロですね。ドリボと同じく、目の前にある課題を必死でやり続けている感じです。

神宮寺:僕も同じ感覚ですね。ただ、ドリボ史上12月に公演をするのは初めてのこと。その公演中に、僕たち初のウィンターラブソングを聞いていただける環境があるのは嬉しいし、幸せなことだなと思っています。

岸:とにかく、ドリボにお越しくださった皆さんにとって「12月と1月にあった出来事の中で、本当に楽しい時間だったランキング」の3位以内に入るよう、精一杯、頑張りますので。

神宮寺:1位じゃなくて!?(笑)

岸:できれば1位がいいけど、あんまり言っちゃうとアレだから……でも、ご期待ください!

(ライター・大道絵里子)

AERA 2020年12月14日号