AERA 2019年10月7日号より(イラスト/宮野耕治)
AERA 2019年10月7日号より(イラスト/宮野耕治)
こんなときは…(AERA 2019年10月7日号より)
こんなときは…(AERA 2019年10月7日号より)

 一日中パソコンと向き合うデスクワーク。間食、昼食、夕食は何をどうのように食べればパフォーマンスが上がるのか。AERA 2019年10月7日号に掲載された記事を紹介する。

【退屈な会議の前、イヤなことがあった時…こんな時何をどう食べるとよい?】

*  *  *

 会社でパソコンに向かって作業していたら目の下がピクピク痙攣してきた。そんなとき、東京都の会社員の女性(41)はナッツやドライフルーツを好んで食べるという。

「片手で食べられるので、仕事中の間食にピッタリです」

 フィギュアスケートの高橋大輔さんらの栄養指導を行ったスポーツ栄養アドバイザーの石川三知(みち)さんはこう話す。

「いい習慣です。間食で栄養を補いましょう」

 体の特定の箇所を使い続けると、その部分のカルシウムやマグネシウムが減り、神経伝達システムが誤作動を起こし、筋肉に不具合を起こしてしまうという。ナッツやドライフルーツは、不足したビタミンやミネラルを補給してくれるだけでなく、噛むことによって脳に刺激が伝わり、疲れた脳をリフレッシュさせてくれる。

 ただしパソコンの画面に向かって仕事を続けながら、片手でダラダラと食べ続けていては栄養素もうまく消化吸収されないし、つい食べ過ぎてしまう。

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野村昌二

野村昌二

ニュース週刊誌『AERA』記者。格差、貧困、マイノリティの問題を中心に、ときどきサブカルなども書いています。著書に『ぼくたちクルド人』。大切にしたのは、人が幸せに生きる権利。

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