パラ親善大使、香取慎吾「金メダルも期待、パラリンピックの熱量を感じてほしい」 (2/3) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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パラ親善大使、香取慎吾「金メダルも期待、パラリンピックの熱量を感じてほしい」

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国際パラリンピック委員会特別親善大使を務める香取さん。「パラスポーツを見ていると熱い気持ちになれる。みなさんにもぜひ会場に足を運んでほしい」(撮影/写真部・加藤夏子)

国際パラリンピック委員会特別親善大使を務める香取さん。「パラスポーツを見ていると熱い気持ちになれる。みなさんにもぜひ会場に足を運んでほしい」(撮影/写真部・加藤夏子)

ユニホームは競技会場のスタッフ用と都市ボランティア用の2種類がある。大会期間中に11万人以上が着用する見込みだ(撮影/写真部・加藤夏子)

ユニホームは競技会場のスタッフ用と都市ボランティア用の2種類がある。大会期間中に11万人以上が着用する見込みだ(撮影/写真部・加藤夏子)

──多くのパラ競技を体験、観戦してきた中で、パラスポーツの魅力はどんなところですか。

香取:最近感じるのは、パラアスリートのみなさんの熱量がすごい。障害があって、みんなができることができないということへの負けず嫌い感を感じます。その悔しさをはね返す場所としてスポーツに向き合ってすごい力を発揮している。僕もそうですが、生きていると「勝ちたい」「上を目指したい」という気持ちがある。選手たちを見ていると、なんか、そんな心をすごく揺さぶられるんですよね。

──競技を知る中で、びっくりしたことはありますか。

香取:目の見えない方のゴールボールは迫力があったし、怖かったですね。ボールが重くて硬いし。パラスポーツを取材していると、危ないのになんでこんなことするんですかって思う競技が多い。車いすラグビー(ウィルチェアーラグビー)もタックルはすごい衝撃でした。でも、激しい競技だからこそ、自分たちが強いと思えると言うんです。

 ラグビーの選手からは「今後の人生で障害を持ったときにはいつでも来てください。その体だったら戦力になりますよ」と誘われました。もし障害を持つことがあったら絶望すると思っていたけど、今はどのパラスポーツをやろうかと考えると思う。もしものときも輝ける場所があると思えるようになりました。

──障害のある人やその家族も、パラスポーツを知ることで世界は広がります。

香取:僕を通じて初めてパラスポーツを知った方から、「子どもに障害があって下を向いてばかりいたけど、どんな競技をやらせようかと考えるようになった」とコメントをもらったことがあります。パラスポーツを知ることで希望が持てる。僕の活動がしっかり届いているんだとうれしくなりました。

──香取さんは18年の平昌パラリンピックを取材しました。生で見るからこそ感じたことは。

香取:選手のミスや、うまくいかなかったプレーに対して、観客が文句を言ったり、ブーイングが起きたりしていてびっくりしました。その頃、まだ僕はパラスポーツを深く知らなくて、障害があるのにスポーツをしているということだけで、「がんばって!」って言うものだろうって勝手に思ってたんですけど、ブーイングを見て、そうなんだよな、これ、スポーツなんだよなって思いました。障害者なんじゃなくて、一人のアスリートなんだって気づいたときから、僕のパラアスリートを見る目が変わりました。


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