「見ているのがつらい」猫の腎臓病 ”ノーベル級”新剤に見る治療の可能性

ねこ

2019/04/13 09:00

「半年ぐらい投与を続けると、食欲も出て、みるみる元気になり、効果を実感しました。実用化後はもう一度、投与をお願いしたいと思っています」

 AIM製剤の可能性を見据え、サポート役を買って出たのが公益財団法人動物臨床医学研究所の山根義久理事長(75)だ。

「AIMたんぱく質の治療効果は人の腎臓病にも応用できます。宮崎先生の説明を聞いて、『これはノーベル賞級だ』とたたえました。生涯をかけて応援しようと思っています」(山根理事長)

 同研究所は、今春にもスタートするAIM製剤の薬事申請に必要な臨床試験に全面協力する。山根理事長は言う。

「われわれに臨床試験データを提供してくれる獣医師は全国にいます。これまで何十年も臨床試験を請け負ってきたノウハウの蓄積もあります。猫のためにも人のためにも、一日も早く実用化できるようバックアップします」

(文/渡辺 豪)

※AERA増刊「NyAERA (ニャエラ) ネコの病気と老い」から

NyAERA (ニャエラ) ネコの病気と老い (AERA増刊)

朝日新聞出版

amazon
NyAERA (ニャエラ)  ネコの病気と老い (AERA増刊)
1 2

あわせて読みたい

  • 2年後に猫の寿命が倍に? 死因トップの腎不全から猫を救う特効薬の最前線

    2年後に猫の寿命が倍に? 死因トップの腎不全から猫を救う特効薬の最前線

    AERA

    2/10

    ネコの寿命が30歳に!? 最新医療が切り拓く未来がスゴい

    ネコの寿命が30歳に!? 最新医療が切り拓く未来がスゴい

    AERA

    1/5

  • 猫の腎臓病 早期発見に「魚形しょうゆさし」が一役買う理由とは?

    猫の腎臓病 早期発見に「魚形しょうゆさし」が一役買う理由とは?

    AERA

    4/12

    “遺伝子を改変”でがん治療する「CAR-T」 転移したがんにも効果期待

    “遺伝子を改変”でがん治療する「CAR-T」 転移したがんにも効果期待

    AERA

    2/8

  • 8人に1人がかかる国民病 サイレントキラー「慢性腎臓病」の怖さとは

    8人に1人がかかる国民病 サイレントキラー「慢性腎臓病」の怖さとは

    週刊朝日

    6/27

この人と一緒に考える

コラムをすべて見る

コメント

カテゴリから探す