「見ているのがつらい」猫の腎臓病 ”ノーベル級”新剤に見る治療の可能性 (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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「見ているのがつらい」猫の腎臓病 ”ノーベル級”新剤に見る治療の可能性

渡辺 豪AERA#ねこ
AIM製剤の開発に取り組む東京大学大学院医学系研究科の宮崎徹教授。世界初の腎臓病の特効薬として早期実用化の期待がかかる(撮影/山本友来)

AIM製剤の開発に取り組む東京大学大学院医学系研究科の宮崎徹教授。世界初の腎臓病の特効薬として早期実用化の期待がかかる(撮影/山本友来)

たんぱく質AIMの働き

たんぱく質AIMの働き

「半年ぐらい投与を続けると、食欲も出て、みるみる元気になり、効果を実感しました。実用化後はもう一度、投与をお願いしたいと思っています」

 AIM製剤の可能性を見据え、サポート役を買って出たのが公益財団法人動物臨床医学研究所の山根義久理事長(75)だ。

「AIMたんぱく質の治療効果は人の腎臓病にも応用できます。宮崎先生の説明を聞いて、『これはノーベル賞級だ』とたたえました。生涯をかけて応援しようと思っています」(山根理事長)

 同研究所は、今春にもスタートするAIM製剤の薬事申請に必要な臨床試験に全面協力する。山根理事長は言う。

「われわれに臨床試験データを提供してくれる獣医師は全国にいます。これまで何十年も臨床試験を請け負ってきたノウハウの蓄積もあります。猫のためにも人のためにも、一日も早く実用化できるようバックアップします」

(文/渡辺 豪)

※AERA増刊「NyAERA (ニャエラ) ネコの病気と老い」から


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