いよいよ夏本番。お子さんの紫外線・日焼け対策はどうしていますか? 夏休み直前の7月16日、東京都港区本村小学校でユニークな「日焼け予防教室」が行われました。授業を通して、子どもたちは“紫外線とのつきあい方”を学びます。親子で紫外線対策について考えるヒントが詰まった授業の様子をレポートします。
【写真】子どもたちが夢中で学ぶ!資生堂アネッサの“特別授業”の様子はこちら(全7枚)子どもが研究員になって楽しく「紫外線」を学ぶ
これは、資生堂アネッサが2018年から、全国の小学校中学年以上を対象に行っている出張授業です。今回のテーマは「めざせ!サンシャインエキスパート」。港区立本村小学校の5年2組では、子どもたちが「サンシャインキッズラボの研究員」として、授業に参加しました。
授業を進めるのは、担任の中込章先生。子どもたちは太陽の光と体の関係について、身近な体験をもとに考えていきます。
たとえば、太陽の光は私たちの気持ちを明るくしてくれたり、ビタミンDをつくってカルシウムの吸収を助けてくれたりと、体にとってよい働きをする一方、浴びすぎると肌へのダメージもあります。
「なぜ日焼けで肌が黒くなるの?」「紫外線が強い時期・時間帯はいつ?」といった疑問を、グラフや動画を通して楽しく学びました。
日焼け止めクリームを塗ってみよう!
授業の最後には、アネッサの子どもも使える「日焼け止め」を塗る体験も行われました。動画を見ながら、塗る場所や広げ方、顔や首、耳の後ろなど塗り残しをしやすい部分、さらに「最後に下から上に向かってなじませる」など、大人でも知らないことも学びます。
授業を受けた子どもたちの感想は?
授業を終えた子どもたちに話を聞いてみると、こんな感想が聞かれました。
「プールで日焼け止めを塗らずに遊んで、皮がむけたことがある。日焼け止めスプレーを使ったことがあるけど、クリームを塗るのも楽しかった」
「日焼け止めを塗るのは面倒だと思っていたけど、紫外線のことを知って意識が変わった。夏休みは水泳の検定を受けるので、紫外線に気をつけたい」
「肌が黒くなるしくみや守り方、日焼け止めクリームの正しい塗り方がよくわかった」

普段の外遊びでは、今まであまり日焼けを気にせず、「お母さんに言われても、面倒くさく感じていた」という子どもたちですが、授業を終えて少し意識が変わったようです。
担任の中込先生は、「実体験に基づく授業で、子どもたちはすごく楽しんで取り組んでいました」と手ごたえを語ります。
紫外線や日焼け対策は身近なことですが、正しく知る機会は意外と少ないもの。このように楽しく学んだ体験を通じて、子どもたちが“自ら進んで”日焼け対策に取りくんでくれたらうれしいですね。
(取材・文/編集部)
