企業と社員の「すれ違い」をAIが防ぐ! 転職可能性判定から不満や不調の察知まで

2018/01/09 11:30

英エディンバラ大学院でAIや機械学習について学んだスカウティ代表取締役の島田寛基さん。「将来的にはエンジニア以外にも展開していきたい」(撮影/編集部・市岡ひかり)
英エディンバラ大学院でAIや機械学習について学んだスカウティ代表取締役の島田寛基さん。「将来的にはエンジニア以外にも展開していきたい」(撮影/編集部・市岡ひかり)
scouty(スカウティ)/SNS投稿などネット上の情報を元にエンジニアのデータベースを作成、企業はこの情報からアプローチができる。2018年中に機能を充実させたバージョンをリリース予定
scouty(スカウティ)/SNS投稿などネット上の情報を元にエンジニアのデータベースを作成、企業はこの情報からアプローチができる。2018年中に機能を充実させたバージョンをリリース予定

 転職は面倒なもの。でも、もしある日突然、今より条件がよく、興味ある分野で、さらにキャリアアップもできる仕事のスカウトメールが来たら──。心は動いてしまうに違いない。

【scouty(スカウティ)が提供する「AIヘッドハンティングサービス」】

 人手不足が年々深刻化するなか、ITの力を使って企業と人とをマッチングし、人材の有効活用をめざす「HR(ヒューマンリソース=人的資源)テック」に注目が集まっている。

 scouty(スカウティ)が提供するエンジニア向けの「AIヘッドハンティングサービス」は、冒頭の夢のような転職を実現した。AIがSNS投稿などインターネットのさまざまな情報を収集し、プログラミングのスキルや、興味のある分野のキーワードなどを記載した人材データベースを作成。この情報を元に、企業の人事部は、必要な能力を持つ人材にアプローチできる。エンジニア側は、転職サービスに登録していなくても、能力に合ったオファーが来るというものだ。

「今の就職や転職活動のシステムがあまり好きじゃない。ミスマッチが生まれやすい仕組みだと思うんです」

 そう語るスカウティ代表取締役の島田寛基さん。起業の原体験は、友人の就活に疑問を抱いたことだ。京都大学卒業後、英エディンバラ大学院に留学。日本では、友人たちが就活の真っただ中。しかし、優秀な友人ほど能力に見合った就職をしていないのでは……。

 広告会社に入社した、デザインが得意な友人も、能力を生かせないままに、毎日終電まで仕事に追われていた。「修業だと思って、3年は続けるよ」。疲れた顔でそう語る友人の言葉に、どうも納得がいかなかった。

「もし能力に合ったスカウトが来ていたら、状況は違ったはずです」

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