男にかしずく「男尊女子」 その生き方は社会進出した女性たちの“消極的選択” (1/5) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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男にかしずく「男尊女子」 その生き方は社会進出した女性たちの“消極的選択”

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熊澤志保AERA
酒井順子(さかい・じゅんこ)/1966年東京都生まれ。広告会社勤務を経て執筆業。2004年『負け犬の遠吠え』で婦人公論文芸賞、講談社エッセイ賞をダブル受賞(撮影/門間新弥)

酒井順子(さかい・じゅんこ)/1966年東京都生まれ。広告会社勤務を経て執筆業。2004年『負け犬の遠吠え』で婦人公論文芸賞、講談社エッセイ賞をダブル受賞(撮影/門間新弥)

 女性の社会進出に際して、男性側の意識改革や、旧来の価値観を見直すことは必須課題だ。しかし一方で、古い価値観に縛られているのは男性ばかりではないという。

 専業主婦を選択せず、社会進出を意図してきた女性のなかにも、旧来の価値観に引っ張られる一面はある。今年5月、酒井順子さんが上梓した『男尊女子』(集英社刊)は、そんな女性の内面を描いたエッセイだ。

「平等、対等を目指しているつもりなのに、気がつけば自分の中に男性への遠慮がある。自身が男性より優秀であることに居心地の悪さを感じたり、男性に引っ張っていってもらいたいと思ったり」(酒井さん)

『男尊女子』はたちまち評判になり、編集部の女性デスク陣も、「あるある」と共感を示した。

 酒井さんは、男尊女子の3形態をこう解説する。

「ひとつは親世代から刷り込まれた『刷り込み』タイプで、特に疑問や葛藤を抱いていません。もうひとつが、『そのほうが楽』と甘んじて受け入れてきたタイプ、そして『男性の願望を忖度する』タイプです」


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