山崎ナオコーラ×ヨシタケシンスケ 親になって感じた「大人ってすごい」 (1/4) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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山崎ナオコーラ×ヨシタケシンスケ 親になって感じた「大人ってすごい」

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AERA#出産と子育て
絵本作家・イラストレーター ヨシタケシンスケさん(44):1973年、神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。2男の父。『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)など著書多数/作家・エッセイスト 山崎ナオコーラさん(38):1978年、福岡県生まれ。『人のセックスを笑うな』(河出文庫)でデビュー後、主に純文学の場で小説を書いてきた。1歳児の育児中(撮影/写真部・片山菜緒子)

絵本作家・イラストレーター ヨシタケシンスケさん(44):1973年、神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。2男の父。『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)など著書多数/作家・エッセイスト 山崎ナオコーラさん(38):1978年、福岡県生まれ。『人のセックスを笑うな』(河出文庫)でデビュー後、主に純文学の場で小説を書いてきた。1歳児の育児中(撮影/写真部・片山菜緒子)

 作家で1児の母の山崎ナオコーラさんと、絵本作家で2児の父のヨシタケシンスケさんが、時期を同じくして子育てエッセーを出版した。親になって二人が感じたのは、「大人ってすごい」だった。

*  *  *
ヨシタケシンスケ:山崎さんのダンナさんとは、お二人が結婚される前から親交がありました。書店員をされていて、僕が無名だったころから応援してくださっています。

山崎ナオコーラ:夫は私と知り合うよりも前に、ヨシタケさんと知り合っていると思います。

ヨシタケ:だから今回、山崎さんの子育てエッセー『母ではなくて、親になる』(河出書房新社)の装画のお話をいただいたときはうれしかったです。

山崎:本当にありがとうございました。表紙と裏表紙に親子の絵が描いてあって、私たち親子にとても似ているんです。

ヨシタケ:そう言ってもらえて、よかったです。

●味わい尽くさなければ

山崎:ヨシタケさんもイラストエッセー『ヨチヨチ父 とまどう日々』(赤ちゃんとママ社)を出されたばかり。赤ちゃんの体のラインや動きから、かわいさがビンビン伝わってきます。お子さんは、おいくつですか?

ヨシタケ:上が10歳で下が6歳。ふたりとも男の子です。

山崎:赤ちゃんの絵はリアルタイムではないわけですよね。

ヨシタケ:僕はイラストを描くときには、実物を見ないで描くことにしているんです。見ながら描くと、写し取る作業になってしまうので。

山崎:頭の中にいる赤ちゃんを描くからこそ、かわいくなる。

ヨシタケ:そうですね。実物を見ないので当然わからないところが出てくるわけですが、逆に、自分が赤ちゃんのどこに注目していたのかもわかる。どういう丸みを見たときにかわいいと感じたか。赤ちゃんらしさをどこに感じたか。そんなことを意識しながら描いています。

山崎:うちにいる子は1歳で、私は「かわいい盛りを味わい尽くさなければ」と焦っています。でも、おばあさんになっても頭の中の赤ん坊は残って、年月を経て研ぎ澄まされて、さらにかわいくなるかもしれない。ヨシタケさんの絵みたいな線はさすがに私の頭には描けないけれど、絵を見て希望を覚えました。


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