京都は本当に「世界的観光地」? 海外ガイド本の評価は… (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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京都は本当に「世界的観光地」? 海外ガイド本の評価は…

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四条通から東山を見た風景。市バスが走り、八坂神社の朱色の門が見える。寒波に見舞われた平日でも人通りが絶えることはなかった(撮影/楠本涼)

四条通から東山を見た風景。市バスが走り、八坂神社の朱色の門が見える。寒波に見舞われた平日でも人通りが絶えることはなかった(撮影/楠本涼)

「前回、十分に回れなかったので、また訪日するなら京都へと思っていたんです」

 英語圏で最も読まれているガイド「ロンリープラネット」では、京都は一生に一度は訪れるべきで、パリやロンドンと同じランクだと絶賛されている。しかし、夏は暑くて冬は寒い盆地で、道も渋滞しがち。決して快適な環境とはいえない。それでも観光都市としてのゆるぎない地位を保ち続けるのはなぜか?

 クラブツーリズム京の旅デザインセンター顧問で、京都文教大学でツーリズム論を教える宮本茂樹さんはこう話す。

「ヨーロッパから来られる方の中には、学生よりも日本文化に造詣が深い方もいる。海外の庭園はデザインを楽しむのでしょうが、禅寺の庭には思想が表れているので、鑑賞するというより洞察するといってもいい。そこに何かを見つけたい、隠された何かを見破りたいと、もう一度、訪れたくなるでしょう?」

 また、和菓子は季節や月ごとに種類があり、31日と翌月1日では並ぶものが異なる。たった一日の違いで昨日買ったものが季節外れになってしまうのだ。

「何度も訪れて、歴史と文化の奥深さを味わうのが京都の旅の楽しみ方なのです」(宮本さん)

AERA  2016年2月15日号より抜粋


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