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性犯罪の背景に“依存症” 「性的なしらふ」にするための試みも

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卑劣な性犯罪は、ほかの犯罪に比べて再犯率が高いとされる(※イメージ)

卑劣な性犯罪は、ほかの犯罪に比べて再犯率が高いとされる(※イメージ)

 卑劣な性犯罪は、ほかの犯罪に比べて再犯率が高いとされる。「依存症」が理由とみて、治療で防止しようとの動きが出てきた

 昨年12月25日、横浜地裁が元中学校長(65)に懲役2年、執行猶予4年の判決を言い渡した。この男は27年間にわたり、フィリピンで1万2千人以上の女性を買春していたという。

 これほどではないにせよ、性犯罪を繰り返してしまう人は少なくない。

 関東地方に住む50代前半の男性タカアキさん(仮名)は、思春期のころから「年下をもてあそびたい」という気持ちを抑えられず、身内や見知らぬ人にわいせつ行為や痴漢を繰り返してきた。成人してからは、児童買春のために海外に出かけたこともある。

「自分はおかしいのではないか」

 長年苦しんだ末に精神科へ行き、性の問題を訴えたが、診断はアルコール依存症のみだった。かといって、長年依存してきた小児性愛から自分で抜け出すこともできなかった。性の問題を含めた自分の人生が誰にも理解されない孤立感からヤケになり、ロープとカッターナイフをかばんに忍ばせ、遊んでいた子どもに声をかけた。そのまま個室に連れ込み、子どものズボンを下ろそうとしたとき、「やめて」と声を上げられ、我に返った。

「このままでは、次は子どもを殺してしまうかもしれない」


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