まるで大喜利?松竹芸能とコラボも 元テレビマン校長 斬新な取り組み (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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まるで大喜利?松竹芸能とコラボも 元テレビマン校長 斬新な取り組み

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放送作家→大阪府立金岡高校長和栗隆史さん(54)わぐり・たかし/1961年生まれ。横浜市出身。放送作家として「たけしの日本教育白書」(フジテレビ系)など教育関連の番組も手がけた。日本語の語源に関心が高く、自称「語源ハンター」。『ぷらり日本全国[語源遺産]の旅』(中公新書ラクレ)などの著書も(撮影/写真部・大嶋千尋)

放送作家→大阪府立金岡高校長
和栗隆史
さん(54)
わぐり・たかし/1961年生まれ。横浜市出身。放送作家として「たけしの日本教育白書」(フジテレビ系)など教育関連の番組も手がけた。日本語の語源に関心が高く、自称「語源ハンター」。『ぷらり日本全国[語源遺産]の旅』(中公新書ラクレ)などの著書も(撮影/写真部・大嶋千尋)

 人気テレビ番組の放送作家から、高校の校長へと身を転じた人がいる。赴任した高校では、元テレビマンならではのユニークな授業が展開されている。

 高校1年生の男女40人ほどが、プリントに思い思いに「解答」を書き込んでいた。でも中身は、数式や英単語ではない。「キメすぎる農業~耕す姿がキメポーズすぎる」「食べ過ぎるグルメリポーター~おかわりを要求し続ける」……。

 大阪府立金岡高校(堺市)で10月29日にあった「探究(笑育(わらいく))」の授業のひとこま。漫才のネタづくりと実演を通じて、創造力やコミュニケーション能力を育てるため、総合学習の時間を使って今年4月に始まった。

 所属芸人による出前授業を手がける松竹芸能や大学の研究者が、金岡高と一緒にカリキュラムを練り上げた。この日は台本を書く前段階として、「~すぎる」極端な状況を設定して笑いを生む手法を学んだ。

「ずっと人前で話すのが苦手だったけど、バイト先のファストフード店でもお客さんとふつうに話せるようになりました」

 すでにみんなに漫才を披露したこともある女子学生は授業の効果を実感している。

 この取り組みの仕掛け人は、昨年4月に金岡高で初の民間人校長に就任した和栗隆史さん(54)。元は放送作家だ。

「テレビ屋なんで、こんな感じの授業をやりたいと思っていたんです。校内で提案した当初は戸惑う先生もいましたけど」

 外部から人材を登用し、保守的な学校を変える。そんな狙いで2000年度から採用が始まった「民間人校長」は昨年4月1日時点で、和栗さんを含めて全国に108人いる。

 和栗さんは大学を中退してフリーターをしていた20代前半、制作会社の募集に応じて「作家見習い」に。日本テレビの社屋でほぼ毎日寝泊まりしながら、往年の人気番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」などの企画にかかわった。最近では日テレの看板番組の一つ「スッキリ!!」の立ち上げの中核も担った人気作家だった。


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