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これからの「働く女性」ロールモデルはキョンキョン?

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石原壮一郎(いしはら・そういちろう、写真右)07年に『30女という病――アエラを読んでしまう私の悲劇』上梓。現在、故郷の名物である伊勢うどん大使をつとめる。近著に『大人のお金力』。左は浜田敬子(撮影/今村拓馬)

石原壮一郎(いしはら・そういちろう、写真右)
07年に『30女という病――アエラを読んでしまう私の悲劇』上梓。現在、故郷の名物である伊勢うどん大使をつとめる。近著に『大人のお金力』。左は浜田敬子(撮影/今村拓馬)

石原:嫌だと思っていたのは私だけじゃない、文句言ってもいいんだという風潮を作った面はあると思いますけどね。07 年に私は『30女という病──アエラを読んでしまう私の悲劇』という本を書いたのですが、アエラのターゲットはそれ以降40代にシフトしてきている。悩んでいた層がそのまま年齢を重ねてきている印象があります。理不尽と闘いながら仕事に邁進してきた40代女性は、もう悩み疲れているんじゃないですか。

浜田:育児との両立に疲れていたり、独身でバリバリ働いてきたけど行き詰まっていたり、悩みにはいろんなタイプがあるんですが、共通して燃え尽きそうですね。男性は、そういう悩みが少ないですよね。

石原:男性は今まで自分の歩んできた道を疑った経験がない。女性は選ばざるを得なかった。結婚するか、仕事を続けるか辞めるか。男性は仕事を続けるのが当たり前みたいに言われていますから悩まない。アエラは女性の悩みにしっかり取り組んでいる唯一の雑誌、ではありますよね。良く言えば問題意識が高い、言い方を変えれば理屈っぽくて面倒くさい、じつは「戦う私」がけっこう好きな女の人のニーズっていうのも、あると思うんですね。ただそろそろ、厄介な現実を見せて悩みを深めるだけでなく、もっと心を解き放つ、たとえば「もっと適当に生きましょう」というのをアエラが提唱していくのもいいんじゃないでしょうか。

浜田:悩む人生からの降り方をアエラでも提示していきたいんですが、まだ皆さんの抱えている悩みが深すぎて、しっくりくるロールモデルがいないと感じています。あ、キョンキョン(小泉今日子)はうらやましいと思う。

石原:たしかに彼女は、のびのび楽しそうに仕事しているように見えます。じゃあ、アエラは今後、キョンキョン的な生き方を指し示すということでどうでしょう。「戦う私」が好きな読者が納得してくれるかどうかわかりませんが。

AERA 2014年1月20日号より抜粋


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