■【静岡】濃いだしとセルフスタイルの正統派

駄菓子屋さんの片隅にあるおでん鍋から、自分で好きな串を取ってだし粉をかけて食べるのが静岡(しぞーか)おでん。西尾さんはそのスタイルを踏襲している。「静岡では一年中おでんがあり、うちも真夏もあります。ただ、店内は暑いですよ」と店主の西尾尚さん。カウンター8席、テーブル2席で、当日の予約だけ受け付けている。黒いだしは現地よりややマイルドに仕上げている。西尾さんのおでんの味はもちろん、雰囲気も素敵なごちそうだ。

【静岡】濃いだしとセルフスタイルの正統派 (撮影/写真部・小山幸佑)
【静岡】濃いだしとセルフスタイルの正統派 (撮影/写真部・小山幸佑)

西尾さん
東京都新宿区新宿3‐1‐32 新宿ビル B1/営業時間:17:00~24:00(食べ物22:30L.O. 飲み物23:15L.O.)最終入店22:00/定休日:不定

■【京都】はんなり、華やか金と黒のだし

「味ももちろんですが、見た目も大事です」とマネジャーの對馬慧さんの言葉通り、美しいおでんは、塩ベースの金と、しょうゆベースの黒がメニューにのぼる。店名の「まろまろ」とは、まろやかなお酒とまろやかなおだしの二つの「まろ」から採ったもの。「日本酒はもちろんですが、カクテルやウイスキーなどの洋酒もおでんには合うと思います。金のおでんにはシャンパン、黒のおでんにはウイスキーがおすすめです」(對馬さん)

【京都】はんなり、華やか金と黒のだし (撮影/写真部・小山幸佑)
【京都】はんなり、華やか金と黒のだし (撮影/写真部・小山幸佑)

京都まろまろ
東京都渋谷区恵比寿1‐6‐1 グリーンハウス高橋103/営業時間:17:00~24:00(月~土)、16:30~24:00(日・祝)/定休日:不定

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