関西ジャニーズJr.屈指のギャグマシーン、福本大晴(Aぇ! group=えぇ グループ)は、難関国公立大をこの春卒業した秀才でもある。高校時代、塾の費用や受験料をすべて自分で払った福本は、塾の授業数を切りつめ、出願した大学も3校だけだったという。学校の教科書と過去問だけでOKという独自の勉強法など、衝撃の“節約”受験エピソードの数々が明かされた。

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──国公立に行きたいと思った理由は?

 単純に、高いお金払うのは嫌だったんですよね(笑)。受験料も学費も全部自分で払ったので。ほんまに大切な出費といらない出費を、自分でしっかり判断したほうがいいなと思って。

 あとは、テレビに出るときのために肩書がほしかったのもあります。ジャニーズを半年休んで受験勉強をしましたが、未来への先行投資やと思ったんで不安はなかったですよ。これで国公立取ってきたら、たいしたもんやろと思ってました。

──経済学部を選んだ理由は?

 もともと物理と化学と数学が得意で、理系だったんですよ。でも大学で理系ってめっちゃ忙しいから、ジャニーズと両立するときに難しいなと思って。だから文系のなかでもまだ理系っぽい経済にしました。日常生活にも役立ちますし。

──受験期の一日のスケジュールは?

 7時に学校に行って、1時間古典を勉強するって決めてました。古典はルールを覚えてひたすら問題解くだけやから、そんな頭使わんでよくて、朝やるにはぴったし。

 学校の授業が8時から4時ごろまであって、それから塾に直行して、1時間睡眠とって、8時まで過去問をやる。で、1時間くらい飯食ったり友達としゃべったりして、12時まで勉強するって感じでしたね。家では勉強しなかったです。塾が閉まってる日も喫茶店でやってました。

 夜ごはんは、おかんができたてを食べさせたくて、僕が帰ってから作ってくれるんです。でもその時期は僕もピリピリしてて、「もーう、冷えててもいいから作っといてくれ! 時間がもったいない!」って何回もけんかしました。ちょっと、性格悪かったですね(笑)。

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