※写真はイメージです (GettyImages)
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 サッカー日本代表の2022年W杯カタール大会出場をかけたアジア最終予選が始まる。オーストラリア、サウジアラビア、中国、オマーン、ベトナムと同組となった日本はまず9月2日に大阪でオマーンと戦い、7日に中国とのアウェー戦に臨む。その後、年内は10、11月に2試合ずつをこなし、来年3月までに全10試合を戦い、上位2位以内なら7大会連続の本大会出場が決まる(3位の場合はプレーオフへ)。

 ライバルには過去3大会の最終予選でいずれも対戦しながらアウェーでは2分け1敗と勝ちのないオーストラリアや中東の雄、サウジアラビアの名が挙がるが、不気味なのが中国だ。FIFA(国際サッカー連盟)のランキングで日本の24位に対し、中国は71位。だが、今年5月の2次予選ではブラジルやイングランドからの帰化選手を5人選出するなど急速な強化を図っているだけに、侮れば思わぬ落とし穴となるかもしれない。

 とはいえ、ホーム&アウェーの長丁場の戦いを考えれば、戦力や経験値で上回る日本の優位は動かないだろう。

 気になるのは、これまで日本代表戦といえば民放地上波テレビなどでの放送が当たり前だったが、今予選からテレビ中継で見られるのはホーム戦のみになること。先ごろ、インターネットでJリーグなどを配信する映像配信サービスのDAZNとアジア・サッカー連盟との契約が発表され、アウェー戦を含む全試合を視聴するにはDAZNと契約(通常価格で月額税込み1925円)するしかなくなった。

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