中尾彬はマフラー200本処分 芸能人の「家じまい」体験記 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

中尾彬はマフラー200本処分 芸能人の「家じまい」体験記

大崎百紀週刊朝日#終活
「終活夫婦」として知られる中尾彬さん(78)・池波志乃さん(66)。何軒かの「家じまい」後、現在は3LDKの都内のタワーマンションに暮らす(事務所提供)

「終活夫婦」として知られる中尾彬さん(78)・池波志乃さん(66)。何軒かの「家じまい」後、現在は3LDKの都内のタワーマンションに暮らす(事務所提供)

女優・高橋惠子さん(66)は、一度荷物を整理して空き家にしてから(家じまい)、また同じ一軒家に戻った(事務所提供)

女優・高橋惠子さん(66)は、一度荷物を整理して空き家にしてから(家じまい)、また同じ一軒家に戻った(事務所提供)

「年をとったら無駄なものが見えてくる。人間には整理しなきゃいけないときがやってくるんだよ」

【写真】一度荷物を整理して空き家にし、また同じ一軒家に戻った女優はこの方

 こう話すのは、俳優の中尾彬さん(78)。妻で女優の池波志乃さん(66)と「終活夫婦」として知られる。公正証書遺言も作成済みで、すでに「彬デザイン」という墓も建てている。

 積極的に終活を行うようになったのは志乃さんの母親の死、ほぼ同時期にやってきた彬さん・志乃さんの大病がきっかけという。15年ほど前から二人はこう考えるようになった。

「私たち、持ちすぎているかもしれない」(志乃さん)
「大きいモノから片付けていかないと」(彬さん)

 大きいモノといえば家だ。まず彬さんの実家隣に所有していた木更津(千葉)のアトリエを処分した。外壁は黒、窓枠は赤色という奇抜なデザインの一軒家で、ドアノブ一つとっても海外特注品だったため、リフォームをするにも高額に。気づけば築30年。

「朽ちてくると、みすぼらしくなるんです」

 台風が来るたび心配になった。行く頻度も減ってきたこともあり、たまたま「購入したい」という人が出たタイミングで、売却。売却費用にはこだわらず、「解体費とトントン」の額で手放した。もうひとつの別荘(沖縄)も売却した。

 さらに二人のメインの住まい(東京・谷中の一軒家)も売却し、都内のタワーマンションの高層階の一室、3LDKの部屋に住み替えた。アトリエを手放した今は、その住まいの一室が、彬さんが絵を描き、仕事をするスペースとなった。物件との出会いは偶然だったという。

「あそこにマンションが建ち始めているけれど、見に行ってみようか」

 二人で何げない気持ちで見たところ、気に入った。

「マンションは出会い。探そうとしてもそう簡単に見つかるもんじゃないと思うよ」

 家じまいにあたっては、荷物を大量に処分し「生前整理」を行った。たとえば彬さんのトレードマークの「ねじねじ(マフラー)」は半分の200本に。カメラは26台処分した。写真は1万枚、テレホンカードは2千枚、切手も大量に処分した。捨てて後悔したモノは一つもないという。


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

続きを読む

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい