豆腐の自家製コチュジャン漬け  (撮影/写真部・松永卓也)
豆腐の自家製コチュジャン漬け  (撮影/写真部・松永卓也)
【ワンポイントアドバイス】豆腐はお皿やペットボトルなどを使い、500g程度の重しをのせて水切りをする。(左) 豆腐を調味料に漬け込む際、さらしで巻いておくと完成後に取り出しやすい。 (撮影/写真部・松永卓也)
【ワンポイントアドバイス】豆腐はお皿やペットボトルなどを使い、500g程度の重しをのせて水切りをする。(左) 豆腐を調味料に漬け込む際、さらしで巻いておくと完成後に取り出しやすい。 (撮影/写真部・松永卓也)
黒田民子(くろだ・たみこ)/1947年生まれ。料理研究家。All About「ホームメイドクッキング」ガイド。旬の素材を生かした家庭料理のレシピが幅広い世代に支持されている。趣味は美術館巡り
黒田民子(くろだ・たみこ)/1947年生まれ。料理研究家。All About「ホームメイドクッキング」ガイド。旬の素材を生かした家庭料理のレシピが幅広い世代に支持されている。趣味は美術館巡り

 料理研究家の黒田民子さんが教える「家つまみでひとやすみ」。今回は「豆腐の自家製コチュジャン漬け」。

【作る際のワンポイントアドバイスはこちら】

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 沖縄に古くから伝わる「豆腐よう」をご存じですか? 島豆腐を米麹や紅麹、泡盛で長期発酵、熟成させた濃厚な珍味です。これをヒントに、ご家庭で手軽に作れる発酵食品をご紹介します。

 豆腐は調味料に漬け込む前に、しっかりと水切りするのがポイント。キッチンペーパーで包んで重しをのせ、30分ほど置きます。途中、ペーパーが水気を含んだら何度か交換してください。

 そしてあとは調味料が入った容器に入れて5日ほど漬け込むだけ。今回は醤油麹を使いましたが、甘めがお好きでしたら、もろみ味噌を使ってもいいですよ。

 漬け込む際は木綿豆腐をさらしで巻いて漬けると、あとで取り出しやすいです。時々上下をひっくり返し、豆腐全体にまんべんなく味を含ませましょう。

 完成した豆腐は、麹の働きでチーズのようにクリーミーな味わいに変身。コチュジャンのほど良い辛みもクセになります。お酒のおつまみやご飯のお供に常備しておくと重宝しますよ。

(構成/沖村かなみ)

■豆腐の自家製コチュジャン漬け
【材料】(2人分)木綿豆腐150g、コチュジャン大さじ1、醤油麹大さじ1、酒小さじ2、醤油小さじ2

【作り方】(1)豆腐はキッチンペーパーで包み、30分ほど重しをのせてしっかりと水気を切る。(2)豆腐を漬け込む容器に調味料を入れて混ぜ合わせる。(3)水切りした豆腐を(2)の調味料に入れ、時々上下を変えて5日ほど冷蔵庫で漬け込む。(4)(3)の豆腐を容器から取り出し、薄切りにして器に盛り付け、漬けダレをかける。

【ワンポイントアドバイス】豆腐はお皿やペットボトルなどを使い、500g程度の重しをのせて水切りをする。豆腐を調味料に漬け込む際、さらしで巻いておくと完成後に取り出しやすい。

週刊朝日  2021年4月2日号

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黒田民子

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黒田民子(くろだ・たみこ)/1947年生まれ。料理研究家。All About「ホームメイドクッキング」ガイド。旬の素材を生かした家庭料理のレシピが幅広い世代に支持されている。趣味は美術館巡り。

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