意外と多い“低栄養傾向” 栄養が足りているか簡単チェック (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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意外と多い“低栄養傾向” 栄養が足りているか簡単チェック

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山内リカ週刊朝日#ヘルス
MNAプラスの画面

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簡易栄養状態評価表(MNA)[週刊朝日2020年11月13日号より]

簡易栄養状態評価表(MNA)[週刊朝日2020年11月13日号より]

 日々の食事できちんと栄養を取れているか気になる人も、気にしない人も、一度やってもらいたいのが「簡易栄養状態評価表(MNA)」。栄養状態がわかるチェック表で、医療現場でも使われている。

【簡易栄養状態評価表はこちら】自分の栄養状態をチェックしてみよう!

 飽食の時代と言われるが、栄養状態がよくない高齢者は多い。厚生労働省の「国民健康・栄養調査結果の概要」(2018年)によると、少なくとも65歳以上の男性の10人に1人、女性の5人に1人は栄養が足りていない低栄養傾向がある。

「低栄養になると、筋肉量が減る、免疫力が低下する、転倒・骨折のリスクが高まるといった問題が起こってきます。重大な問題ですが、低栄養に危機感を持つ方はまだまだ少ないと思います」

 と嘆くのは、高齢者の栄養問題に詳しいちゅうざん病院(沖縄市)副院長の吉田貞夫さん。なぜ危機感を持たないかというと、本人や家族が「年のせいだから仕方ない」と諦めているからだ。

 だが、近年になって、高齢者がいわゆる「弱る」のは、必ずしも年のせいではないことがわかってきた。それが「フレイル」という考え方だ。フレイルに詳しい国立環境研究所主任研究員の谷口優さんが解説する。

「フレイルとは健康な状態と要介護状態の中間にある虚弱な状態。身体に障害はないものの、体の予備能力が下がり、ストレスに対する回復力が低下していたり、認知機能の衰えがみられたりすることが特徴です。フレイルに気付いて対策を取れば、健康を取り戻せます。フレイルは病院に行けば治るものではなく、自分でよくしていくもの。努力次第で改善できます」

 実際、谷口さんらは国内外の16の研究の約4万3千人を調べたところ、フレイルになった人の4割以上がその状態を脱却できていることがわかった。そのために必要な要素は、栄養の改善と体を動かすこと、地域のサポートだった。


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