小室さんと眞子さまの17年9月の婚約内定会見 (c)朝日新聞社
小室さんと眞子さまの17年9月の婚約内定会見 (c)朝日新聞社
19年の即位礼。黄丹袍(おうにのほう)の束帯姿の秋篠宮さま (c)朝日新聞社
19年の即位礼。黄丹袍(おうにのほう)の束帯姿の秋篠宮さま (c)朝日新聞社

 秋篠宮さまが皇位継承順位第1位の「皇嗣」になったことを内外に示す「立皇嗣の礼」が、11月8日に執り行われる。同30日には秋篠宮さまの誕生日を控えるが、注目を集めるのは今年が延期の期限となっている眞子さま結婚問題だ。

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<それはまるで時計の針が再び動き出したかのような感覚で──>(9月10日付)

 これは秋篠宮家の長女、眞子さまが特任研究員として働く、東大総合研究博物館の研究者コラム欄に「休館日の小旅行」というタイトルをつけて綴った一節だ。

 眞子さまと小室圭さんとの結婚へのカウントダウンを示す時計の針は、2018年2月に、宮内庁が小室家の金銭トラブルを背景に、ふたりの結婚を20年に延期すると発表したときから、止まっている。

 秋篠宮さまは、納得する説明と国民の祝福なしに、「納采の儀は執り行えない」と明言。小室さんは十分な説明をしないまま、18年夏に米ニューヨーク留学へ旅立った。

 小室さんの留学生活も3年目に入った。コロナ禍のため、大学の授業はオンラインと対面の両方で受けている。来年にはニューヨーク州の司法試験受験すると見られるが、小室さんは帰国することなく、ニューヨークで勉強に専念。今年2月の節目に向けて動いたのは眞子さまだった。

 年明け間もない時期。眞子さまは小室さんとの結婚を強く望む、いわば「結婚宣言」の文書を用意し、宮内庁の重鎮らを呼び出した。彼らに個別に「小室さんとの結婚をどう思うか」と相談するなど、思い切った行動に出た。最終的に、眞子さまの文書も、秋篠宮さまからの2年の節目のメッセージも、公表されることはなかった。

 さらに眞子さまは1月の「歌会始の儀」でもこんな和歌を披講。

<望月に月の兎が棲まふかと思ふ心を持ちつぎゆかな>

 互いを「月」と「太陽」に例えた婚約内定会見を彷彿させる、まるで恋愛歌のようであった。

 眞子さまの、小室さんとの結婚の意思に変化はないようだ。だが、小室さん親子の金銭トラブルに、進展はない。

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