「半沢直樹」のウソ・ホント 銀行員が語る“ドラマよりひどい現実”も (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「半沢直樹」のウソ・ホント 銀行員が語る“ドラマよりひどい現実”も

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池田正史,浅井秀樹,宮崎健週刊朝日#ドラマ
出演者の堺雅人(左)と片岡愛之助 (c)朝日新聞社

出演者の堺雅人(左)と片岡愛之助 (c)朝日新聞社

 回を重ねるごとに盛り上がるTBS系ドラマ「半沢直樹」。作中では理不尽な仕打ちなども多いが、実際の銀行員たちはどう見ているのか。Aさん(本社運用部門。50代)、Bさん(副支店長。50代)、Cさん(大手行の中枢ポストなどを経て新興銀行。50代)、Dさん(大手行の中枢ポストなどを経て取引先に転職。50代)の4人に、ドラマを語ってもらった(新型コロナ感染拡大を防ぐため個別に取材し、編集部で構成しました)。

[前編 銀行員が語る「半沢直樹」のリアル 「責任を部下になすりつけることも」より続く]

【写真】半沢の妻を演じた上戸彩の美しすぎるショットはこちら
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B:証券会社に出向して銀行の営業部に返り咲くというのは、まさにドラマなんでしょうね。役員とあんなにやり合って出向したら生き残れない。かりに証券会社に出た場合、株式の売買などを担当するのが普通。半沢はいきなり大きな企業案件を担う。ある意味でエリートコースです。

C:銀行から出されて復活することはある。エース級の人は外から戻ることがある。子会社へ行った人は2パターンに分かれる。やる気のある人と、ない人。ドラマのように銀行本体が子会社の案件を取った、というのは聞いたことがない。

A:半沢のような人はなじめずに辞めるか、意見や性格を銀行に合うように曲げるか。上司にかみついてばかりいたら主任どまりで一生、管理職などにはなれない。

B:「左遷」は役員級ならともかく、現場レベルではない。そんな見え見えな人事をすると、今どきは部下やお客さんから逆に“刺され”ます。

D:出向先についても、銀行でどこまで偉くなったかで全てランクがついています。要するに、銀行での出世が人生の最後まで影響する。だからみんな出世競争に必死なのです。

A:我々の世代は、上司が「正しい」と言ったら正しい。「黒」と言ったら、たとえ「白」であっても「黒」。親分と子分の関係のようなもの。人事だって、上のほうの役員までその関係がずっとつながっている。そのつながりが役職や異動を左右するし、派閥のようなものになる。


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