オリックスで来季「イチロー監督」を求める声 西村徳文監督の辞任で 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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オリックスで来季「イチロー監督」を求める声 西村徳文監督の辞任で

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牧忠則週刊朝日
草野球で先発したイチローさん=昨年12月1日(C)朝日新聞社

草野球で先発したイチローさん=昨年12月1日(C)朝日新聞社

 オリックス・西村徳文監督が8月20日に辞任を発表した。球団から辞任を要請されたことが判明し、事実上の解任だった。後任は中嶋聡2軍監督が監督代行として指揮を執ることになった。

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 オリックスで担当記者を務めてきたスポーツ新聞の記者は語る。

「福良淳一GMと西村監督の絆は強いです。福良GMが監督時代(2016~18年)に同郷の宮崎県出身で親交が深い西村さんをヘッドコーチに据え、18年オフに成績不振で監督を辞任するとGMになって、西村監督が継承した。いわゆる『お友達内閣』でぬるいんですよ」

 今季は混戦のパ・リーグの中で、オリックスだけが蚊帳の外の断トツ最下位。エース・山岡泰輔が開幕早々、左脇腹痛で戦線離脱したのは大きな痛手だったが、目指す野球の方向性が見えてこなかった。

 しかも、昨オフに補強の目玉として獲得したメジャー通算282本塁打のアダム・ジョーンズは打率2割4分、6本塁打。チーム総得点はリーグワーストの190得点(記録はいずれも22日現在)で、吉田正尚が孤軍奮闘している状況だ。

 中嶋監督代行を据えてコーチ陣の大幅なてこ入れを図ったが、今の戦力では劇的にチームが変わることは厳しいだろう。

 オリックスに漂うのは閉塞(へいそく)感だ。1990年代は2度のリーグ優勝を含む10年連続Aクラスを記録したが、00年以降の20年間でAクラス入りしたのはわずか2シーズンのみ。シーズン途中に監督の途中解任が4度と迷走を繰り返した。前出の記者は、こう力説する。

「このチームに足りないのは厳しさです。選手の向いている方向がバラバラに感じるし、フロントと現場の首脳陣も覚悟が足りない。今回、西村監督が辞任しましたが、フロントも一新するべきです。引き受ける可能性は低いかもしれませんが、イチローさん(大リーグ・マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクター)に監督やフロント入りを打診するのも一案だと思います。指導歴がないとか、今の選手たちの力量を知らないとか不安視する声が出てくると思いますが、先入観のないフラットな視線でチームを改革できる。現役時代に残した数々の偉業は選手たちも当然知っている。あのプロ意識の高さは今のオリックスに一番足りない部分だと思います」

 もし、中嶋監督代行に変革を委ねるなら、時間が必要だろう。フロントは「負け犬根性」を払拭(ふっしょく)するためにも球団としての本気度が問われる。(牧忠則)

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