京都嘱託殺人 元衆院議員の夫ら医師2人が「ドクター・キリコ」に変貌した動機 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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京都嘱託殺人 元衆院議員の夫ら医師2人が「ドクター・キリコ」に変貌した動機

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週刊朝日
逮捕された医師、大久保愉一容疑者(ブログより)

逮捕された医師、大久保愉一容疑者(ブログより)

逮捕された医師、山本直樹容疑者(ブログより)

逮捕された医師、山本直樹容疑者(ブログより)

 京都府警は7月23日、全身の筋力が衰えていく難病「筋萎縮性側索硬化症」(ALS)を発症した京都市の50代女性から依頼を受け、薬物を投与、殺害した嘱託殺人の容疑で、宮城県の医師、大久保愉一容疑者と東京都の医師、山本直樹容疑者を逮捕した。

 2人は友人を装って、去年11月30日午後5時半頃、女性宅を訪問。ヘルパーは別室にいたという。しばらくして2人がいなくなり、ヘルパーが様子みたら女性の応答がなかった。主治医に連絡し、午後6時18分に119番。病院に搬送されたが、死亡が確認された。その際、普段は摂取していない薬物が検出され、京都府警が捜査。防犯カメラ映像などから、2人の容疑者が浮上したという。

 女性はALSを発症後、周囲に「早く死にたい」などと漏らしていたという。大久保容疑者は宮城県名取市でおおくぼ呼吸器内科・メンタルクリニックを開業。それまでは厚生労働省の役人で妻は自民党の元衆院議員、大久保三代氏だ。

 三代氏は自身のブログで大久保容疑者が逮捕されたことを認め、こう綴っている。

<本日、私の夫愉一が連行されました。私は詳細も全容も、一切知らされておりません。夫からも何も聞いておりません。ですが、連行され報道されたということは大切な方を亡くされた方がおられるということでしょうから、ご本人様、ご遺族には心よりお詫び申し上げます。お詫びの言葉もございません。一方で、夫が一人の医療者としてやったことの結果ですから一人の大人としてきちんと受け止め、全責任を一人で背負って当然だと考えております。人の命に関わる仕事をしていれば常日頃から、職責について使命について、覚悟をしていて当然だと思っております。今後捜査にも報道にも、全面的にご協力させていただきます>

 大久保容疑者のものとみられる、ツイッターやブログ、掲示板には安楽死についての書き込みが多数、存在する。

 その中に<高齢者を「枯らす」技術>というブログがある。手塚治虫の「ブラック・ジャック」で安楽死を手掛ける、ドクター・キリコにちなんで<キリコ先生に学ぶ「安楽死」>というタイトルでこのように綴っている。

<老人が大量に増えていて、いちいち刑事訴追していたらキリがない>


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