■外出を控えている高齢者や持病がある患者さんに、どんな過ごし方をすればいいかアドバイスを

・1日20分程度、窓を開けて換気をしつつ日光にあたる
・室内でできる簡単なこと(けん玉やジグソーパズル、新聞を読むなど)をして特別でない日常を過ごして
・電話などで周囲とコミュニケーションをとってください
・持病のある方は薬をきちんと飲んで、持病を悪化させないことが大切です。元気な方は適度に体を動かして
・不安をあおるような情報に惑わされず、慌てずに行動してください
・栄養バランスのよい食事、適度な運動は、免疫力を高める観点からも励行してほしい
・イスに座って手足を動かすようなリハビリをされると違うと思います
・家での楽しみを見つけましょう
・喫煙を控えてください
・暇を楽しめるような、気持ちの切り替えが必要です
・とにかく人のいるところに行かない
・体がなまらない程度に体操やストレッチを
・今は孫や若者との接触は控えて
・朝9時ごろまでに日光にあたると抗うつ効果があります。その時間までに散歩や洗濯物を干すなどの家事をしましょう
・不要不急の外出は控え、通販などを利用して
・1日1回は笑いましょう
・疲れをためないようにしましょう
・マスクを買うために並ぶのは、感染リスクになるので控えて
・公園などへの散歩は積極的にすべき。ただし立ち話はしない
・うがいと手洗いを徹底。手拭きタオルは毎日交換して
・体を冷やさないこと、水分を取ってのどを乾燥させないこと
・運動不足だと血管がつまりやすいので、家事などで体を動かしてほしい
・できるだけ普段通りの生活を。規則正しい生活、散歩や運動をしてストレスを避け、免疫力を保つことが大事だと思います
・足腰が弱ってしまうので、屋内でできる下半身の筋トレを
・単調な生活をしていると認知症が進むことがあるので、ビデオ電話などを家族としてみたらいかがでしょう

週刊朝日  2020年5月1日号より抜粋

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吉崎洋夫

吉崎洋夫

1984年生まれ、東京都出身。早稲田大学院社会科学研究科修士課程修了。シンクタンク系のNPO法人を経て『週刊朝日』編集部に。2021年から『AERA dot.』記者として、政治・政策を中心に経済分野、事件・事故、自然災害など幅広いジャンルを取材している。

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