元横綱・北の富士が内館牧子に語る「白鵬は普通の力士の3~5倍は稽古している」 (2/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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元横綱・北の富士が内館牧子に語る「白鵬は普通の力士の3~5倍は稽古している」

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内館牧子(うちだて・まきこ 左)1948年、秋田県生まれ。東北大学大学院修士課程修了。NHK連続テレビ小説「ひらり」「私の青空」、大河ドラマ「毛利元就」、ドラマ「週末婚」などの脚本を手掛ける。『終わった人』『すぐ死ぬんだから』など著書多数。/北の富士勝昭(きたのふじ・かつあき)1942年、北海道生まれ。57年に出羽海部屋入門、70年に第52代横綱に。優勝10回。74年に引退、九重親方として横綱・千代の富士、北勝海らを育てる。98年に日本相撲協会退職後はNHK解説者として活躍中 (撮影/写真部・小黒冴夏)

内館牧子(うちだて・まきこ 左)1948年、秋田県生まれ。東北大学大学院修士課程修了。NHK連続テレビ小説「ひらり」「私の青空」、大河ドラマ「毛利元就」、ドラマ「週末婚」などの脚本を手掛ける。『終わった人』『すぐ死ぬんだから』など著書多数。/北の富士勝昭(きたのふじ・かつあき)1942年、北海道生まれ。57年に出羽海部屋入門、70年に第52代横綱に。優勝10回。74年に引退、九重親方として横綱・千代の富士、北勝海らを育てる。98年に日本相撲協会退職後はNHK解説者として活躍中 (撮影/写真部・小黒冴夏)

北の富士さんとの思い出の写真 (撮影/写真部・小黒冴夏)

北の富士さんとの思い出の写真 (撮影/写真部・小黒冴夏)

内館:北の富士さんの健康法は何ですか?

北の富士:特別なことはしてませんが、股割りとストレッチは毎日やってますよ。もろもろ入れたら1時間ぐらいは、じんわり体を動かしてるんじゃないですかね。股割りではおでこはつかなくなりましたけれど、ジムでストレッチをやったら先生よりやわらかかったです。

内館:私、心臓病で入院したあとに、筋力がめちゃくちゃ落ちちゃって。最初は階段も1段ずつしか上り下りできませんでした。やっぱり年をとると足にきたりするんですか?

北の富士:きますね。僕も病気するまでは、2時間ぐらい歩いて自宅から両国まで行ってましたからね。それも、足に2キロずつおもりをつけて。

内館:3年前、足の骨を折ったとき、自由に動くことができなくなって行動範囲が狭くなって。階段も手すりが必要になると、思うように動けないことがどんなにストレスになるかわかるんです。台所にちょっと行くのも面倒くさくなる。あの頃はおじいさんやおばあさんを書かせたら今の私の右に出るものはいない、と確信していました(笑)。

北の富士:80歳でエベレストに登頂した三浦雄一郎さん、ああいうふうになりたいもんですね。

内館:心臓で聖路加国際病院に入院したときは、102歳の日野原重明先生が現役でいらしたんですね。先生は「粗食がいい、というけれども、僕は肉です」とおっしゃってました。

北の富士:僕もそうですね。ほかに欠かせないのは納豆やチーズといった発酵食品かな。ぬか漬けなんかも好きですね。

内館:今はどのくらい食べられるんですか?

北の富士:肉だったら、がんばれば500グラムは食べられますね。寿司は20貫ぐらいかな。人の倍は食べてますね(笑)。

内館:病気するとよくわかるんですよね。口から食べるって、こんなに大事なのかって。

北の富士 僕は手術したときに水のうまさがわかりました。手術して2日ぐらい何も食べられなくて、そのときになめる水。水ってこんなにうまいものかと。

内館:それまではいつか死ぬなんて考えたこともない私も心臓なんかをやると、寿命というものはあるんだなあ、と考えました。

北の富士:気は弱くなりますね。僕もよほどのことがない限りは死なないかななんて思ってました。でも今は酒もあまり飲めなくなったし、女性にもあまり興味がなくなりました。


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