現代人は「ホメオスターシス」の不調が常態化? 帯津先生が解説 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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現代人は「ホメオスターシス」の不調が常態化? 帯津先生が解説

連載「「健脳」養生法――死ぬまでボケない」

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帯津良一週刊朝日#ヘルス#帯津良一
帯津良一(おびつ・りょういち)/1936年生まれ。東京大学医学部卒。帯津三敬病院名誉院長。西洋医学だけでなく、さまざまな療法でがんに立ち向かい、人間をまるごととらえるホリスティック医学を提唱。「死を生きる」(朝日新聞出版)など多数の著書がある

帯津良一(おびつ・りょういち)/1936年生まれ。東京大学医学部卒。帯津三敬病院名誉院長。西洋医学だけでなく、さまざまな療法でがんに立ち向かい、人間をまるごととらえるホリスティック医学を提唱。「死を生きる」(朝日新聞出版)など多数の著書がある

帯津良一氏 (撮影/多田敏男)

帯津良一氏 (撮影/多田敏男)

 逆にストレスが加わると、交感神経が優位になります。生体がストレスに対して戦闘状態に入るわけです。心臓の鼓動は高まり、血管が収縮します。

 現代は過度の情報化社会で、常に刺激にさらされています。そのストレスのせいで、交感神経が日常的に優位に働いて、副交感神経は置いてきぼりをくっています。このアンバランスはホメオスターシスの不調を生み出します。

 ホメオスターシスの不調は生体のゆがみを意味します。どこかに無理な力が加わった状態なのです。これは脳神経にもおよんで、脳の活性化を阻害するのではないでしょうか。つまり認知症とも関わりがあると思うのです。

 交感神経と副交感神経のバランスを取るには、休息をしっかり取って、ストレスとうまく付き合うことが大事ですが、もうひとつ気にしたいのが呼吸法です。気功、ヨガ、座禅などがいずれも呼吸を重視するのは、呼吸によって心身のありようを整えることができるからです。

 今日の呼吸法は「呼主吸従」といって吐く息が中心です。吐く息に気持ちを込めると、副交感神経が優位に働き、自律神経のバランスが取れます。吐く息によって、あなたのホメオスターシスを取り戻しましょう。

週刊朝日  2018年12月14日号


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帯津良一

帯津良一(おびつ・りょういち)/1936年生まれ。東京大学医学部卒。帯津三敬病院名誉院長。西洋医学だけでなく、さまざまな療法でがんに立ち向かい、人間をまるごととらえるホリスティック医学を提唱。「貝原益軒 養生訓 最後まで生きる極意」(朝日新聞出版)など多数の著書がある

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