金足農・吉田がまさかの外れ1位で日ハム 藤川球児ら公立高校出身の指名選手の行く末は?【ドラフト速報】 

緒方麦週刊朝日
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夏の甲子園大会や地方大会の記録を網羅...

 10月25日、プロ野球新人選択会議(ドラフト)が開催され、注目を集めた金足農の吉田輝星が北海道日本ハムから1位指名を受けた。吉田が入団すれば、公立高校出身の1位指名投手は2015年の高橋純平(県岐阜商→ソフトバンク)以来となる。

【吉田だけじゃない!公立高卒でドラフト1位または1巡目指名を受けた著名選手の一覧はこちら】

 高校野球は私立高校全盛時代ではあるが、この夏の金足農の躍進、そして吉田の力投で、公立高校が脚光を浴びることとなった。その吉田が堂々のドラフト1位で指名された。平成最後のドラフトとなったが、平成以降の公立高校出身のドラフト指名選手はどんな顔ぶれだったか。そしてどんな活躍を見せてきたか。データとともに振り返りながら、吉田の「将来」をイメージしてみたい。

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 公立高校出身でドラフト1位または1巡目指名で入団した投手は、平成以降25人。

 1990年代の代表的な投手と言えば、開幕から抑えとして活躍した平井正史(宇和島東、93年オリックス)だろう。

 阪神・淡路大震災があった95年、「がんばろうKOBE」を掲げたチームの抑えの切り札として、リーグ優勝に貢献。15勝27セーブを挙げ、最優秀救援投手、最高勝率の両タイトルと新人王を受賞した。

 制球の良さから「北別府二世」と呼ばれた山村宏樹(甲府工、94年阪神)だったが、頭角を現したのはむしろ移籍後の近鉄や楽天時代だった。

 そして忘れてはならないのが、藤川球児(高知商、98年阪神)。「火の玉ストレート」を武器に、阪神の最強リリーフ陣“JFK”の一角として2005年のリーグ優勝に貢献。2年連続最優秀中継ぎ投手(05年、06年)、2度の最多セーブ投手(07年、11年)のタイトルを獲得し、メジャーリーグにも挑戦した。2016年から阪神に復帰し、名球会入りの条件である250セーブまであと25と迫っている。

 00年代では、田中将大(楽天→ヤンキース)世代の速球派、大嶺祐太(八重山商工、06年ロッテ)がいる。高校時代は全国の離島で初めて甲子園出場を果たし、ロッテの石垣島へのキャンプ地移転のきっかけともなった。

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遅咲きながら忘れてはならない選手は…

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