まるで落語…一之輔が体験した「松坂世代」との話 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

まるで落語…一之輔が体験した「松坂世代」との話

連載「ああ、それ私よく知ってます。」

このエントリーをはてなブックマークに追加
春風亭一之輔週刊朝日#春風亭一之輔
春風亭一之輔(しゅんぷうてい・いちのすけ)/1978年、千葉県生まれ。落語家。2001年、日本大学芸術学部卒業後、春風亭一朝に入門。JFN系FM全国ネット「サンデーフリッカーズ」毎週日曜朝6時~生放送。メインパーソナリティーで出演中です

春風亭一之輔(しゅんぷうてい・いちのすけ)/1978年、千葉県生まれ。落語家。2001年、日本大学芸術学部卒業後、春風亭一朝に入門。JFN系FM全国ネット「サンデーフリッカーズ」毎週日曜朝6時~生放送。メインパーソナリティーで出演中です

(イラスト・もりいくすお)

(イラスト・もりいくすお)

 中井美穂、好きだ。

N「あ、私も観てました! 逸見さんの!」

 どうもこの人は記憶がゴチャゴチャである。

私「それは『スーパータイム』ですよ。幸田シャーミンがやってた夕方のニュース!(笑)」

 なんかだんだん面白くなってきた。

N「……で、松坂の奥さんは誰かって話ですよね?」

 いや、別にそんな話ではない。あなたが『松坂世代』なんて言うからそうなったのだ。ついには我慢できなくなってスマホで調べようとするNさん。

私「調べちゃいますか? いーんですか?(ニヤリ)」

 我ながら意地悪だ。無視して調べるNさん。堪え性がない人だ。

N「……柴田倫世、元日テレ……」

 なんかピンときてない様子。

N「イチローの奥さんは福島弓子、元TBSか」

 同じ局じゃなかった。ごめんなさい。

N「で……今、調べて分かったんですが……」

 半笑いのNさん。

N「わたくし、今年40なので『松坂世代』ではありませんでした」

私「なんじゃそりゃ!?」

 自然に口から飛び出した、かなり純度の高い「なんじゃそりゃ」だった。

 落語会開演までの30分で、同い年の二人の距離はかなり近づいたようだ。「もう我々は『松坂世代』でいーんじゃないかな」ということで、なぁNさん。

週刊朝日  2018年10月26日号


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

春風亭一之輔

春風亭一之輔(しゅんぷうてい・いちのすけ)/1978年、千葉県生まれ。落語家。2001年、日本大学芸術学部卒業後、春風亭一朝に入門。新刊書籍『春風亭一之輔のおもしろ落語入門 おかわり!』(小学館)が出ました!

関連記事関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加
あわせて読みたい あわせて読みたい