注目を集めた報道番組の視聴率争いが幕を開けた。

 元NHKアナウンサー有働由美子(49)が日本テレビ系「news zero」に10月1日から登場。初登場の冒頭、有働は、緊張の面持ちでこう切り出した。

「私、世の中がいろいろ動いていて、何が正しいのか、それからどういう価値観でニュースを見ていったらいいのかに、正直、自信がありません」。報道番組らしからぬ、自由奔放な有働節が垣間見えた。

 一方、テレビ朝日系「報道ステーション」のキャスターに抜擢(ばってき)されたのが、元同局アナの徳永有美(43)だ。

「13年ぶりの『報道ステーション』の場に帰ってまいりました」

 気になる初日の視聴率は、報道ステーションが、11%超え。とはいえ前週金曜日が10.4%のため微増だ。一方のnews zeroは、前週金曜日の5.5%を大幅に超える10%を記録した(数字はすべてビデオリサーチ調べ、関東地区)。この結果をどう見るか。芸能リポーターの石川敏男氏はこう語る。

「zeroは有働アナの期待値がはるかに高く、それだけ宣伝もされていたからこの結果になった。一方で、徳永アナがキャスターになったことは視聴率にはあまり影響がないと思います」

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だが、芸能評論家の三杉武氏は…