平昌五輪の影の主役は松岡修造? 「“言葉力”がすご過ぎ」と注目 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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平昌五輪の影の主役は松岡修造? 「“言葉力”がすご過ぎ」と注目

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1月24日のオリンピック壮行会で会場を熱くした松岡修造(撮影/大塚淳史)

1月24日のオリンピック壮行会で会場を熱くした松岡修造(撮影/大塚淳史)

1月24日のオリンピック壮行会で会場を熱くした松岡修造。後ろはフリーキャスターの平井理央(右)とタレントの小島瑠璃子(撮影/大塚淳史)

1月24日のオリンピック壮行会で会場を熱くした松岡修造。後ろはフリーキャスターの平井理央(右)とタレントの小島瑠璃子(撮影/大塚淳史)

「松岡さんと商品を作る際に何度も打ち合わせしましたが、伝える言葉一つ一つを考えられています。話す言葉を自室で何度もシミュレーションされ、こういうスピードなら伝わるとか理論的です」

 また、松岡が主催する子供向けテニス塾「修造チャレンジ」の影響も指摘する。

「子供たちにテニスの指導する時に、いかに子供たちにわかりやすく、心に伝えるかを大切にされています」(前出の制作担当者)

 そして、松岡の言葉の選び方にも驚かされたという。

「人が傷つく言葉を選ばないように徹底されています。例えば、『家族』を思い起こさせる言葉を使うとすると、もしかしたら両親が離婚していたりする子供もいて、暗い気持ちにさせてしまうかもしれない」

 ここまで考え抜かれているとは正直、驚きだった。

 メディア文化論が専門の上智大学教授の碓井広義さんは、こう指摘する。

「既にテニス選手としてのキャリア、引退後もタレントとして活躍されていましたが、注目されたきっかけは、松岡さんのテニス教室の映像がテレビで結構流れた時ではないでしょうか。子供たち相手に真剣にぶつかっていく姿に、メディアが“松岡修造”という逸材を再発見したんだと思います。ゲストや司会というプレイヤーとして立つ時の“松岡修造”を」

 碓井さんは同時に松岡の持つ品にも注目した。

「東宝の元社長の父親と宝塚歌劇団のスターだった母親を持ち、ある種、究極のお坊ちゃんですが、嫌味がない。品がある。一般大衆は金持ちの嫌味な部分が少しでもあれば敏感に反応するのですが、松岡さんにはそれがない。逆に子供たちに厳しい言葉を浴びせようが、消せない品の良さを感じさせる。そして、松岡修造がここにいるという贅沢感が生まれていて、今は旬の人になってます」

 松岡は平昌オリンピック・パラリンピックが近いこともあるが、関連イベントに引っ張りだこ。壮行会と同日に行われたWOWOWのパラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ「WHO I AM」のイベントでも俳優・西島秀俊らと登場して、西島に鋭い質問をして場を盛り上げた。

 2月に開幕する平昌五輪。これからますます、松岡修造の熱い言葉がお茶の間に届くに違いない。(本誌 大塚淳史)

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