増える「一人暮らし親」…手軽にできる見守り術 (1/4) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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増える「一人暮らし親」…手軽にできる見守り術

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クマのぬいぐるみ型ロボット「ここくま」

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高齢者を見守る主なサービスや商品(週刊朝日 2018年1月26日号より)

高齢者を見守る主なサービスや商品(週刊朝日 2018年1月26日号より)

高齢者世帯との「近居」を支える主な制度(週刊朝日 2018年1月26日号より)

高齢者世帯との「近居」を支える主な制度(週刊朝日 2018年1月26日号より)

 一人暮らしの高齢者は今や650万人以上。孤独死を防ぐため、安否確認は家族だけでなく、社会全体の課題だ。離れて暮らす親を最新技術で見守るサービスや、宅配業者による定期訪問などが広がる。親の近くに住むと家賃が割り引かれる「近居」の支援策も。最近の見守り事情を紹介する。

【図表で見る】高齢者を見守る主なサービスや商品はこちら

「バリスタさん、コーヒーをいれて」

 専用タブレット端末の画面に映るエプロン姿の女性「バリスタさん」にそう呼びかけると、コーヒーマシンが動き出す。近未来を描いた映画やアニメでよく見る光景が、目の前で繰り広げられる感じだ。

 ネスレ日本が2017年9月から始めたサービスで、高齢者宅に設置するとコーヒーを入れるだけでなく、見守りの機能も担う。タブレットが無料通信アプリ「LINE(ライン)」につながっており、コーヒー抽出後、離れて暮らす家族のスマホに通知が届くしくみだ。コーヒー好きの親が、いつもどおりにコーヒーを飲む生活をしているかがわかる。

 同社ダイレクト&デジタル推進事業部の津田匡保部長も両親と離れて暮らしているという。「心配だからといって毎日電話するわけにいかない。自然とつながって、親世代も親しみやすいしくみにしたかった」と開発経緯を振り返る。

 家電製品や家、車など、身の回りのものが自動でネットにつながり、相互に情報をやりとりする技術や手法は、「IoT(インターネット・オブ・シングス)」と呼ばれる。IoTを使った高齢者見守りの商品やサービスが、近年増えてきた。

 スマホなどの機器を使い慣れていなかったり、見守られることに抵抗感を覚えたりする高齢者も少なくない。そこに配慮し、各社とも機器の操作性や高齢者の暮らしぶりをどう把握するかを工夫している。

 関西電力は17年1月、電気使用量の変化を使った見守りサービスを始めた。過去30日間の使用量データをもとに、起床、洗濯や調理などの生活リズムを推定。ずれや一定割合以上の増減があった場合、家族のスマホなどへ知らせる。


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