やました・ひでこ/一般財団法人 断捨離(R)代表。『モノが減ると心は潤う 簡単「断捨離」生活』『モノが減ると、家事も減る家事の断捨離』など著書多数。(撮影/写真部・小原雄輝)
やました・ひでこ/一般財団法人 断捨離(R)代表。『モノが減ると心は潤う 簡単「断捨離」生活』『モノが減ると、家事も減る家事の断捨離』など著書多数。(撮影/写真部・小原雄輝)
「断捨離」の基本(週刊朝日 2017年12月8日号より)
「断捨離」の基本(週刊朝日 2017年12月8日号より)

 年末が近づき、ゴタついた家の中が気になり始めた人も多いはず。断捨離、掃除、収納の達人として活躍する人たちは、一体どんな家に住み、どんな生活をしているのだろう。その暮らしと、キレイを保つコツと心がまえについて、断捨離の達人やましたひでこさんに聞いてみた。

【断捨離の達人・やましたひでこさんのお宅拝見!】

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広々とした空間に厳選されたインテリア。まるでホテルかモデルルームかと見まごうような部屋で暮らすのは、2009年に『新・片づけ術 断捨離』を出版、日本中にブームを巻き起こしたやましたひでこさんだ。

 断捨離ブームの後、しばらくは地元・石川と東京を行き来する生活を続けたが、12年に単身赴任をスタート。現在は都内のマンションで一人暮らしをしている。

 取材に伺うと、キッチン、リビング、書斎、寝室のみならず、普通の人ならまず見せたがらない冷蔵庫やクローゼット、それぞれの引き出しの中身まで見せてくれた。まず驚くのは、そのモノの少なさだ。

「空間いっぱいにモノを詰め込むのではなく、余裕を持たせることが大事。見えない部分の収納に置くものはその空間の7割程度にとどめます。同様に、見える収納5割、見せる収納1割が基本です」

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