●ストッキング6本、タイツ3本、靴下3足


 ストッキング類はカゴに入る分だけと決め、総量規制をかける。カゴには蓋がないので、取り出しやすくしまいやすい。ちなみに下着はパンティー6枚、ブラジャー3枚、スリップ3枚。上質なものを選んでいて、「パンティーは一枚5千円ほど」。毎日洗濯しても傷まない。

●レンジや炊飯器は持たない
 キッチン家電は意外と場所を取る。フライパンと鍋さえあれば、たいていの料理はできるので電子レンジは断捨離。ごはんはル・クルーゼの鍋で炊くので、炊飯器もナシ。けれど、瞬時にお湯が沸く電気ポットは愛用。

●バスタオルは使わない
 バスタオルは使わず、基本はフェイスタオルのみ。生地と大きさを統一した上等なタオル6枚を使用し、1年に1度新調する。

●ゴミ箱は持たない
 ゴミ箱はそれ自体が臭うことも。見栄えのする紙袋をゴミ箱の代わりに使用。汚れたら捨てればいいので清潔に保てる。紙袋は部屋に出さずに、シンク下の引き出しに収納。生ゴミはポリ袋に入れて口をしばり、紙袋に捨てる。
 やましたさんは「大掃除はしない」と言う。
「大掃除とは、1年間お世話になった空間やモノに対しての『ありがとう』と『ごめんなさい』の時間。でも、日ごろからマメに掃除をしていれば、改めて『ごめんなさい』を言う必要はないんです」

 たしかに、大掃除後の普通の家より、よっぽどキレイだ。(取材・構成/本誌・野村美絵)

週刊朝日 2017年12月8日号