米倉涼子「ドクターX」が独走、篠原涼子「民衆の敵」は大コケの予感 秋ドラマ採点 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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米倉涼子「ドクターX」が独走、篠原涼子「民衆の敵」は大コケの予感 秋ドラマ採点

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松岡かすみ週刊朝日#ドラマ
ドクターXの新シリーズで視聴率競争を独走する米倉涼子 (c)朝日新聞社

ドクターXの新シリーズで視聴率競争を独走する米倉涼子 (c)朝日新聞社

大コケ?の危機の篠原涼子 (c)朝日新聞社

大コケ?の危機の篠原涼子 (c)朝日新聞社

 主演の小泉今日子に加え、満島ひかり、菅野美穂、森下愛子、夏帆ら、豪華出演者がそろう。初回視聴率も9.6%とまずまずの仕上がりになっている。

「年を重ね、人生の深みも感じさせてくれるメンツがそろった。豪華女優陣による、演技勝負の場としても楽しめます」(碓井教授)

 ドラマ評論家の成馬零一さんも、「今期一番の期待作」と評する。

「クドカンならではの冒険が随所に見られる異色ドラマ。最終話まで続けて見ないと腹落ちしない、パズル的な作りでは。視聴者に媚びず、安直な作りに走らない姿勢は、“ドラマのTBS”ならではのプライドと器の大きさを感じます」

 女性が団結して男性に立ち向かう構図は、綾瀬はるか主演の「奥様は、取り扱い注意」(日本テレビ系)も同様だ。元特殊工作員の綾瀬が専業主婦となり、近所のトラブルを仲間と解決するストーリー。初回視聴率(11.4%)も好調で、視聴率3冠を守る日テレの意地を感じる作品となった。

「綾瀬のアクションシーンも見どころの一つ。NHK『精霊の守り人』での訓練の成果もあり、さすがと思わせる動きです。脚本は、小説『GO』で直木賞を受賞した金城一紀。クドカンが描く“女性の団結”と対比させながら見るのもおもしろいですよ」(成馬さん)

 一方で、今秋のドラマでもさえないのがフジテレビ。“月9”に据えた篠原涼子主演の

「民衆の敵 世の中、おかしくないですか!?」は、初回視聴率9.0%。テレビ界では早くも“大コケの予感”との評がある。

「庶民派でやんちゃな女性が異世界で頂点をめざすという、フジの大好きな構図。ですが、この設定はもはや今の世ではありえなさすぎて、チープに映る。視聴者に媚びる感じの篠原涼子の小芝居も、どうしても鼻につきます。脇には石田ゆり子や高橋一生と、良いメンツがそろっているのに、残念です」(吉田さん)

 今秋のドラマは「久々の豊作」とも言われる。碓井教授、吉田さん、成馬さんともに「しっかり腰を据えて見たいと思わせる作品ぞろい」と口をそろえる。

 秋ドラマの視聴率競争、視聴者の審判はいかに?(本誌 松岡かすみ)

※※週刊朝日2017年11月10日号


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