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作家・佐藤優「驕るな安倍政権 立憲民主党も疑わしい左派いる」

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週刊朝日#安倍政権

佐藤優(さとう・まさる)/1960年生まれ。元外務省主任分析官。近著に『希望の資本論』(池上彰氏と共著、朝日文庫)、『悪の正体』(朝日新書)など

佐藤優(さとう・まさる)/1960年生まれ。元外務省主任分析官。近著に『希望の資本論』(池上彰氏と共著、朝日文庫)、『悪の正体』(朝日新書)など

 世界を見渡すと独裁の傾向が強まり、民主主義の力が弱まっている。米国のトランプ大統領、ロシアのプーチン大統領、中国の習近平国家主席も後継者を決めず、自身の権力基盤を固めている。日本でも安倍首相や小池氏百合氏の言動、民進と希望の合流の決め方(両院議員総会で代表一任にした)をみても独裁の傾向が強まっているようにみえるので注意が必要です。ただ、小池氏は「排除」発言で化けの皮がはがれ、民意からソッポを向かれた。中長期的な視点でみれば、彼女の本質がみえたことは有意義でした。

 今回の選挙で北海道、新潟、沖縄などで一部の地域では民主主義が機能していることがわかり、安堵しました。沖縄は面白い土地で沖縄の公明党は本土と違い、辺野古移転反対なのです。沖縄(米軍基地問題)、北海道(TPPなど)、新潟(原発)など厳しい問題に直面する地域は、政治と密着せざるを得ないので、住民らは自分の頭で考え、よりマシな政党を選ぶ。今後、選挙を重ね、国民の生活に直結するような問題が起きれば、自民党への白紙委任もなくなるのでは?今回の選挙で、安倍首相が信任されたワケじゃない。驕るなと言いたいですね。(構成/本誌・森下香枝)

週刊朝日 2017年11月3日号より加筆


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