鼠にオペラで長生きさせたイグ・ノーベル賞受賞博士ががん患者に勧める些細な習慣とは? (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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鼠にオペラで長生きさせたイグ・ノーベル賞受賞博士ががん患者に勧める些細な習慣とは?

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中川透週刊朝日#ヘルス
ゆず湯につかる男性。お風呂は気持ちよく、疲れがとれる(写真はイメージ)

ゆず湯につかる男性。お風呂は気持ちよく、疲れがとれる(写真はイメージ)

入浴のススメを説く新見正則さん(撮影・中川透)

入浴のススメを説く新見正則さん(撮影・中川透)

 英オックスフォード大に留学中、心臓移植した実験中のマウスの箱をドアのそばに置いたところ、なぜか生存期間が延びた。このことで「何か別の要素が体に影響をもたらしている可能性がある」と考え、たまたま手近にあったオペラ「椿姫」を実験で聴かせたところ、心臓停止までの期間が延びる効果が認められたという。

「一見エビデンスがないことにも興味を持った方がよい。こうした些細なことが大事だと、イグ・ノーベル賞で世界に認められ、うれしかった」

 新見氏はがん患者だけでなく健康な人にも、シャワーでなく入浴を勧める。自らも朝晩の2回の入浴を習慣とする。熱すぎる温度はよくなく、15分程度入り続けられるのが適温という。朝はその日にすべき仕事を考え、夜はできたこと・できなかったことを振り返る。「お風呂は僕にとって大切な時間です」

 新見氏は入浴をはじめ、次の九つの習慣を心がけている。

(1)決まった時間(前後1時間含む)に起きる
(2)朝と晩の入浴
(3)炭水化物を控えめに、青魚を食べる
(4)お酒を飲まず、たばこを吸わない
(5)エスカレーターを使わずに歩く
(6)温かいお茶を飲む
(7)週2回以上の運動
(8)夜12時までに就寝し、6時間眠る
(9)出逢いを大切にして、すべてに感謝する

「これは理想で、できない日もある。大事なのは、些細なことが自分に有益かを知るため、まずやってみること。行動して初めて実感できることもある」

 些細なことだけれど、その積み重ねが健康に寄与する。そんな新見氏のアドバイス、あなたも今日から実践してみてはどうだろう?(本誌 中川透)

※週刊朝日オンライン限定


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