ママタレントの枠はあるというが…… (c)朝日新聞社
ママタレントの枠はあるというが…… (c)朝日新聞社

 売れっ子美容師との離婚を公表した、“ゆうこりん”ことタレントの小倉優子。昨年8月、第2子を妊娠中に、夫が小倉の所属する事務所の後輩(当時)と不倫し、別居報道なども出ていた。今後は2人の子供を育てながら芸能活動を再開するが、生き馬の目を抜く世界で活路を見いだせるのだろうか。

 アイドル時代は、こりん星からやってきた姫という設定と不思議キャラで、バラエティー番組を中心に活躍して人気を確立。だが、その設定を演じ続けることに行き詰まったのか、「こりん星の爆発」とともに、不思議キャラを封印した。

 2011年に結婚し、長男を出産後はママタレントに転身。料理本はベストセラーとなり、料理がうまいママタレントとして注目を集めていた。

 女性芸能人の離婚はよくあることだが、小倉の場合は、夫の不倫の印象が強く、小倉へのダメージも少なくない。

 ただ、芸能リポーターの石川敏男氏は、小倉は芸能界で間違いなくママタレントとして生き残れると断言する。

「過去にも、紗栄子など離婚後もシングルマザーでママタレントとして活躍しています。少なくとも今の芸能界では、その枠はまだあると思います」

 確かに、紗栄子はダルビッシュ有との離婚後は、子育てをしながらファッションモデルを中心に女優としても活動している。

 石川氏は、

「今回の騒動で、夫の批判コメントは一切せず、好印象を与えました。ママタレントとして生きていくことが、世の中で受け入れられている。子育てしながら、料理本出版などに励めば、ふわぁっとした感じの人だけに、評価を集めるのではないでしょうか」

 とエールを送った。

 小倉はかつて所属した芸能事務所でトラブルに巻き込まれたが、乗り越えた。果たして今回の騒動も耐え忍ぶことができるか。

週刊朝日  2017年3月24日号