
朝ドラ「あまちゃん」でブレイクを果たすも、約1年ほどの間、週刊誌でお名前を見かけることはあっても、作品を目にする機会は減っていたのんさん。このたび、映画「この世界の片隅に」で初の声優主演を務めるとのこと。名前も新たに再スタートを切った心境を作家の林真理子さんが伺いました。
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林:私は以前の「能年玲奈」さんという由緒正しげな名前のほうが女優っぽくていいかなと思ってたけど、今日お話ししたら自然に「のんちゃん」って口から出てましたよ。だからのんちゃんでよかったかもしれないですね。
のん:はい。ありがとうございます。
林:それにしてもお元気そうで本当によかった。いろいろありましたから、みんな「のんちゃん大丈夫かな」って心配していたと思うんです。今年の夏はどこかに行かれましたか。
のん:どこにも行ってませんが、東京で楽しく暮らしてました。絵を描いたり、洋服をつくったり。習い事もしてました。バレエとか。
林:クラシックバレエ?
のん:はい。基礎の基礎の底辺からなんですけど。バレエを始めて、「あまちゃん」のころより、身長が1センチ伸びたんですよ。
林:あのときは「やや猫背」とみんなに言われてたけど(笑)。
のん:164センチになりました。
林:テレビの印象より、背が高いですもんね。お顔が小さいから、余計そう感じるのかな。もっと小柄なのんちゃんを想像していました。
のん:よく言われます。それから、英会話を始めてみちゃったりして。