【独占インタビュー】ニコラス・ケイジ「好きな日本映画は、『進撃の巨人』『リング』」 (2/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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【独占インタビュー】ニコラス・ケイジ「好きな日本映画は、『進撃の巨人』『リング』」

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新作「ドッグ・イート・ドッグ(原題)」は来年公開。ニコラス・ケイジ演じる主人公は刑務所で出会った仲間とともに裏家業で生計を立てる。ある日、誤って犯した殺人からその運命は大きく狂い始める (写真はイメージ)

新作「ドッグ・イート・ドッグ(原題)」は来年公開。ニコラス・ケイジ演じる主人公は刑務所で出会った仲間とともに裏家業で生計を立てる。ある日、誤って犯した殺人からその運命は大きく狂い始める (写真はイメージ)

「そうなんだ。ポール(監督)と僕が共作した『ラスト・リベンジ』は、不幸な終わり方をしたんだ。僕の役はすごく良い役だったし、脚本も東洋と西洋が出会うような内容で、素晴らしかった。ところがポールは完成させる機会を失った。最終的には他の誰かが編集して公開したんだ。だからポールが自分の映画だと言えるような内容ではなかったんだ。ズタズタな終わり方をしたんだよ。だから『ドッグ・イート・ドッグ』の脚本を持ってきて、出演を依頼されたときは実に嬉しかったよ。ポールと一緒にやり直せる機会だと思ったから」

──マッド・ドッグ役を演じたウィレム・デフォーとの相性は?

「ポールからウィル(デフォー)にも出演を依頼すると聞いたとき、ウィルのことは俳優として尊敬しているから、この映画は凄くなるって思ったんだ。ポールはおかしい映画だと僕に説明したが、僕は脚本を読んでみておかしさが伝わってこなかった。ということは、映画には何か隠された意図があるんじゃないか、と想像したんだよ。トリックがあって、それをマジシャンが袖からウサギを出すように、明かしてくれるのではないかと期待したんだよ」

──最初はデフォーが演じたマッド・ドッグ役を依頼されたけど、あなたの希望でトニー役に代わったそうですね。どういう理由なんですか?

「そうなんだ。僕はオファーを受けたとき、モロッコで『Army of One』という映画の撮影を終えたばかりだったんだ。その映画で僕が演じたのは実在の人物で、役作りのためにその人物に取材したんだが、質問したら最後、話が止まらないような、ちょっとマニアックな男なんだよ。その瞬間“この役は根気のいる、すごく大変な役だ”って感じたね。『ドッグ・イート・ドッグ』の出演依頼が来たとき、僕はまだ、その映画のためにモロッコにいた。それで2度も続けてマニアックな男は演じられないって感じたんだよ。だからマッド・ドッグ役は断ったが、トニーだったら引き受けられるかなと思ったんだ。幸運にも、その役をウィルがそれは見事に演じてくれたので、僕はトニーに専念することができた。この役には僕の映画狂としての感情を注入したんだ。(ハンフリー・)ボガートからの影響を反映させたりしてね……」


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