東京都知事選大混乱!石田純一出馬断念の舞台裏と野党の大本命 (2/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

東京都知事選大混乱!石田純一出馬断念の舞台裏と野党の大本命

このエントリーをはてなブックマークに追加
7月8日、トレードマークの「素足にローファー」で会見に臨んだ石田氏(撮影/写真部・東川哲也)

7月8日、トレードマークの「素足にローファー」で会見に臨んだ石田氏(撮影/写真部・東川哲也)

 実際、石田氏を市民グループに担がせた裏には民進党幹部がいたとも囁かれている。

「蓮舫氏は1992年にテレビ番組で石田氏と一緒に司会を務めて以降、親交があり、石田氏がやる気になっていることを内々、枝野幸男幹事長に相談していた。それで民進、市民連合ブレーンの大学教授らに相談を持ちかけ、市民グループで石田氏を擁立するというふうに動いた。枝野氏が岡田氏に相談したら当初は『芸能人だから』と難色を示していたが、いよいよ候補者がいなくなり、『与党候補に唯一、勝てそう』と結局は容認。共産党の小池晃書記局長にも内々、打診したところ、容認したと聞いている」(野党関係者)

 だが、そうすんなりと事は決まらなかった。民進党都連は石田氏の擁立に反発し、元経産官僚の古賀茂明氏、元神奈川県知事の松沢成文氏を軸に調整すると表明したのである。ある民進党幹部はこう語る。

「石田さんの擁立には都連の長妻昭、長島昭久さんらが『芸能人では人気投票になる』と猛反発。だが、党本部はそれでも石田さんで勝負したいと極秘で身体検査をしたところ、芸能人なので付き合いも広く、スポンサーなど問題がありそうだとなった。そこで古賀氏や松沢さんはどうかとなった。統一候補にできそうなのは古賀氏だが、官僚時代に仙谷由人元官房長官を批判した過去の経緯から擁立に執行部が難色を示している。ならば、旧民主党前代表の海江田万里さんを担ぐという声も出たが、勝てない。やはり、石田さんしかない、いや古賀氏がいいと相変わらず、堂々巡りを続けていました」

 また、2014年の都知事選で共産党などが推薦した元日弁連会長の宇都宮健児氏も出馬に意欲満々だ。宇都宮氏は前回、旧民主党が支援した細川護煕氏を3万票近く上回る約98万票を獲得して2位につけており、石田氏との一本化に成功できるかも勝負の分かれ目となっていた。

「宇都宮氏が出馬したら野党共闘が崩れてしまう。民進との分裂選となれば勝てないことは、共産党はよくわかっている。だが、その空気が読めない社民党の福島瑞穂さんらは宇都宮氏を熱心に支援。本人も『統一候補でなくても出馬する』と決意したようだ。宇都宮氏、石田氏、古賀氏で公開討論会をして決めるという案も市民団体の間であがっていたが、もはや時間切れ。与党が分裂した隙をついて、何とか勝てそうな候補者を立てられれば、共産党は宇都宮氏に出馬断念を説得するだろうが、うまくいくかは未知数です」(市民団体関係者)


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい