モハメド・アリ追悼 名前を受け継いだ元東洋ミドル級王者が語る素顔 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

モハメド・アリ追悼 名前を受け継いだ元東洋ミドル級王者が語る素顔

このエントリーをはてなブックマークに追加

アントニオ猪木にパンチを繰り出すアリ (c)朝日新聞社

アントニオ猪木にパンチを繰り出すアリ (c)朝日新聞社

「ただただショック。俺に力をくれた存在だった」

 元東洋ミドル級王者のカシアス内藤さん(67)は力なくそう話した。

 チョウのように舞い、ハチのように刺す──そう評されたプロボクシングの元ヘビー級王者、モハメド・アリが6月3日、死去した。74歳だった。ベトナム戦争への反対や、人種差別、信仰の自由をめぐる言動でも注目を集めた。

 12歳でボクシングを始め、1960年のローマ五輪のライトヘビー級で金メダルを獲得。その後、プロに転向し、22歳だった64年、ヘビー級世界王者を勝ち取った。そのころ、黒人指導者のマルコムXと出会い、イスラム教に改宗し、名前をカシアス・クレイからモハメド・アリに改めた。

 67年、「私とベトコンの間に争いはない」と、ベトナム戦争への徴兵を拒否。この件でタイトルを剥奪されたが、74年に当時無敗だったジョージ・フォアマンを破り、王者に返り咲く。通算19回の防衛を果たした実績と華麗なフットワークで、世界中のファンを魅了した。81年の引退後にパーキンソン病を患い、闘病生活を続けていた。

 冒頭のカシアス内藤さんは68年にプロデビュー。そのリングネームは、改名前の大スターにあやかってつけられた。


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

続きを読む

関連記事関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加
あわせて読みたい あわせて読みたい