工藤監督の采配が迷走中? 東尾修がソフトバンクの“穴”を指摘 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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工藤監督の采配が迷走中? 東尾修がソフトバンクの“穴”を指摘

連載「ときどきビーンボール」

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週刊朝日#東尾修
西武に2点目を許し、うなだれてベンチへ引き揚げるソフトバンクの和田。左は捕手斐紹 (c)朝日新聞社

西武に2点目を許し、うなだれてベンチへ引き揚げるソフトバンクの和田。左は捕手斐紹 (c)朝日新聞社

 プロ野球の2016年シーズンが幕を開けたが、昨季の優勝チームに勢いがない。西武ライオンズの元エースで監督経験もある東尾修氏は、他の球団は自信を持って戦ってほしいという。

*  *  *
 パ・リーグでは3年連続日本一を目指すソフトバンクが、昨年のような圧倒的な強さを発揮できていない。セ・リーグは昨年の覇者であるヤクルトが連敗スタート。開幕直後の今の段階でペナントレースの行く末を占うことはできないが、優勝候補である両チームは、ともに投打の歯車がかみ合っていないと感じる。

 ソフトバンクの試合は開幕戦から見ているが、投打ともに本調子になるまで少し時間がかかるかもしれないと言ったほうがいいかな。

 投手から見てみると、開幕戦となった楽天戦でエースの摂津正が打ち込まれ、4戦目で5年ぶりの日本復帰戦となった和田毅も西武打線に打ち込まれた。いずれも23歳の山下斐紹がバッテリーを組んだ。しかし、ベテラン投手に対し、どうやって配球を組み立てていくか、まだ手探り状態であると感じた。

 和田については、立ち上がりが素晴らしかっただけに、6回を投げて10安打されたのは、配球に問題があったのだと思える。打たれた安打はすべて左翼から中堅方向。右方向への安打はなかった。右打者には内角に入ってくる球を引っ張られ、左打者には外に逃げる球を左翼へ運ばれた。

 和田は左腕だが、もともと左打者に打たれる傾向があった。それは懐に食い込んでくるシュート系の球が少ないからだ。だから打者は踏み込みやすい。外角の直球にしても、スライダーにしても、安心して踏み込める。もともと球威があるほうではないだけに、対応はしやすい。他球団のスコアラーにとっても、西武打線の打撃は和田攻略のヒントとなったはずだ。


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