肩と足は1軍トップレベル オコエに東尾氏が太鼓判 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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肩と足は1軍トップレベル オコエに東尾氏が太鼓判

連載「ときどきビーンボール」

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週刊朝日#東尾修
1軍での活躍が期待される楽天のオコエ (c)朝日新聞社

1軍での活躍が期待される楽天のオコエ (c)朝日新聞社

 数々の問題が起きているものの、開幕したプロ野球。東尾修氏はルーキーの1軍起用の難しさを語る。

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 巨人の高木京介の野球賭博に関わる処分など、プロ野球界は開幕直前までドタバタしたけど、やっぱり野球はおもしろい。この時期になると、私自身も「いよいよ始まったな」と新鮮な気分になるよ。

 楽天のドラフト1位ルーキーのオコエが1軍でスタートした。投手はともかく、高校出たての野手を開幕1軍に置くかどうかは、判断が難しいよな。

 2軍であれば、打席数や1試合を通じての経験を考慮しながら、成長させるプログラムを組みやすい。何よりも試合での結果には目をつぶれる。結果よりも課題解決にじっくり取り組むことができるわけだ。

 とはいえ、あくまで2軍レベルの選手同士の戦いだし、1軍の中で自分の何が通用するのか、そして日本ハムの大谷翔平のような一流投手の球をどう打っていくのかなどは、実際に対戦してみないとわからない。

 でも、1軍では厳しく結果が問われる。監督が我慢して使い続けても、本人の自信を喪失させてしまっては意味がない。そのあたりの判断が難しいのだ。

 オコエに関しては、1軍に置いた梨田監督の判断は間違っていないと思う。

 オコエは実戦向きな選手だ。2月1日のキャンプ初日の打撃を見たら、プロのレベルにないと思ったはずだ。しかし、オープン戦を通じて、いろんな経験を力に変え、形にしてきた。「吸収力」は彼の絶対的な武器になるよ。練習の中で課題に取り組むより、真剣勝負の中で高い壁を見せ、乗り越えていくほうが伸びる選手だっている。

 肩と足は1軍トップレベルだから、試合でも起用しやすい。打撃力だけの選手は、スランプに陥れば外される。だが、肩と足があれば、代走や守備固めなど、試合途中から出場のチャンスはある。


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