スタミナ喪失、後遺症に恐怖心 “開幕2軍”松坂大輔が復活する可能性は? (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

スタミナ喪失、後遺症に恐怖心 “開幕2軍”松坂大輔が復活する可能性は?

連載「ときどきビーンボール」

このエントリーをはてなブックマークに追加
週刊朝日#東尾修
キャンプ中、ブルペンで投げ込む松坂投手。左は工藤監督=宮崎市 (c)朝日新聞社

キャンプ中、ブルペンで投げ込む松坂投手。左は工藤監督=宮崎市 (c)朝日新聞社

 開幕2軍スタートが濃厚なソフトバンクの松坂大輔投手。エースの看板を背負う松坂に東尾修氏は助言を送る。

*  *  *
 プロ野球は各球団ともに、1軍メンバーを絞り込む時期に入った。3月25日の開幕まで2週間を切ると、開幕戦を前提にした打順で戦うようになる。開幕ローテーション投手は5番手、6番手あたりを除き、もう決まっている。

 ソフトバンクでは、右肩手術からの復活を目指す松坂大輔投手が、開幕ローテーションから外れそうだ。工藤公康監督が本人と話し合ったうえで決断したのだろう。私も賛成だ。2月上旬に宮崎キャンプを視察した際、工藤、大輔本人と3人で話す機会があった。ブルペン投球を見た後だったから、大輔にも率直な感想を伝えたよ。

 グラブを持つ左腕をうまく畳めず、左肩の開きが早い。そのため右腕をうまく制御できず、両腕が伸びて開いていた。いわば伸びっぱなしのゴムのような状態。本来は、弾力性がないといけない。縮む動作がないと力をためることができず、右腕を力任せに振り回す投げ方になる。

 肩を痛めた「後遺症」としての恐怖心が残っている感じだった。本人も「やろうとしてもできない状態です」と話していた。シャドーピッチングでは理想通りに投げられても、ボールを投げる際に無意識のうちにかばってしまう。体を開くほうが、投げる動作は楽になるからね。ただ、その意識を克服できなければ、球のキレは出てこない。

 私は「しばらくブルペン投球、しかも立ち投げでフォームをじっくり作ったらどうか」と伝えた。本人は打者を立たせて投げることで調整する道を選んだようだ。時間がかかることは本人も承知している様子だった。


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

続きを読む

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい