CS絶対的優位ソフトバンクに見る“つけいる隙” (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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CS絶対的優位ソフトバンクに見る“つけいる隙”

連載「ときどきビーンボール」

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週刊朝日#東尾修
リーグ優勝を決め、優勝旗を受け取るソフトバンクの松田=9月17日 (c)朝日新聞社 

リーグ優勝を決め、優勝旗を受け取るソフトバンクの松田=9月17日 (c)朝日新聞社 

 昨年に続き今年もリーグ優勝したソフトバンク。パ・リーグとしては最も早い時期の優勝と、その強さはいうまでもないが、そこにつけいる隙があると東尾修元西武監督が指摘する。

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 ソフトバンクがパ・リーグを連覇してから10日が過ぎた。独走状態で優勝したチームの特権なのだが、残り試合をじっくり調整と体のメンテナンスに充てられるメリットは大きいよ。

 優勝後、工藤監督に電話で「おめでとう」と言って話をしたけど、すでにクライマックスシリーズ(CS)へ気持ちを切り替えている雰囲気を感じたな。

 とくに救援陣については、試合感覚を失わせない形でゆったりと使える。工藤監督は救援陣には「60試合登板」という制限を明確に設け、酷使を控えてきた。それでも、毎日準備を強いられる投手の負担は計り知れない。CSまでの間は、救援陣もローテーションを組んで登板させ、状態を整えることができる。その期間が約3週間あるのは大きい。

 デメリットもある。レギュラーシーズン最終戦は10月5日の楽天戦。CSファイナルステージ開幕の同14日まで1週間以上ある。紅白戦や、宮崎での秋季教育リーグ「フェニックス・リーグ」に出場したとしても、野手陣の「試合勘」には不安が残る。1勝のアドバンテージがあるとはいえ、1、2戦目で打線が沈黙すると、一気に形勢が不利になる可能性もある。

 それは他球団がつけいる隙でもある。ソフトバンクが圧倒的に優勢なのは間違いないし、まともにぶつかり合っても、4勝をもぎとるのは容易ではない。1、2戦目にいかにソフトバンク打線を封じるか。そこに活路を見いだすべきだ。


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