混戦のセ・リーグ 東尾元監督「打開策は救援陣とエース」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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混戦のセ・リーグ 東尾元監督「打開策は救援陣とエース」

連載「ときどきビーンボール」

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週刊朝日#東尾修
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 全チーム勝率5割以下――。かつてない大混戦となったセ・リーグだが、どうすれば抜け出せるのか、東尾修元監督がその問題点を指摘する。

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 こんな状況を誰が想像しただろう。セ・リーグ6球団がすべて勝率5割以下という事態が起きた。首位が貯金0。交流戦でのセ各球団の惨敗が招いた結果だが、開幕から快調に白星を重ねていた巨人やDeNAまでが、一気に落ちて大混戦になった。

 巨人は、開幕から低迷する打線を支えていた投手陣が調子を落とした。特に救援陣。沢村、マシソン、山口といった勝ち試合の投手が崩れ、試合終盤の逆転を招いた。DeNAは投打に精彩を欠いたが、特に投手陣は先発も救援も、春先の自信がどこにいったのか、連敗中にはマウンド上で悲壮感すら漂っていた。

 通常のペナントレースだって、球宴までに首位に5ゲーム差前後であれば、後半戦首位争いができる。それが最下位までそのチャンスがあるのだから、気持ちが切れるようなチームは出てこない。どこも決め手もないのだから、大型連勝だって期待できないだろう。混戦はしばらく続くことになりそうだ。

 では、どうやってチームを考えるか、各球団の監督のマネジメント能力が問われる戦いになる。目先の1勝を全力で取りにいく姿勢を選手に植え付けることは言うまでもないが、一方で、監督は頭の中では8、9月の後半戦の戦いに向けて、中期的なビジョンを持ってチームを整備することに腐心する。いつか良くなるだろうとか、場当たり的な起用ではジリ貧になる。主力が疲れているなら、休養を与えたり、思い切った配置転換やショック療法を施すことも必要だ。優勝ラインは下がる。腹をくくった上で、優勝するための逆算の中で、チームをまとめていくことができたチームが最後は上に行く。


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