「落書き」騒動で窮地に陥っている江角マキコ(47)が、ついに沈黙を破った。9月9日、自身のブログに〈皆様へのご報告〉と題し、こんな謝罪文を掲載したのだ。

<一部週刊誌等の報道により、様々な関係者の皆様に大変なご迷惑とご心配をお掛け致しましたことを、心より深くお詫び申し上げます>

 発端は「週刊文春」9月4日号の報道。江角が2012年12月、当時のマネジャーに指示して東京都内の長嶋一茂(48)邸にスプレーで「アホ」「バカ息子」などと落書きをさせていたと報じたのである。江角と長嶋は都内の同じ私立小学校に子どもを通わせており、保護者間の人間関係のこじれが「騒動」につながったという。記事中で、元マネジャーも落書きの事実を認めている。

「最近はお昼の情報番組などタレント業にシフトしている江角だが、女優以上に同性の好感度が大事なタレント業を続けていくうえで、今回の騒動はダメージが大きい。今後は露出が減ってしまうのではないか」(民放テレビ局関係者)

 もっとも、江角も黙って頭を下げたわけではない。ブログの「謝罪文」には騒動について、こんな“反論”も書かれていた。

<私自身、週刊誌でこの件を初めて知った次第で、その後、元マネージャーから私に対し、このような事態をおこして迷惑をかけたとして謝罪の連絡がありました>

 つまり、落書きは元マネジャーが単独で行ったことだというのだ。さらに、この元マネジャーについて〈現在も心療内科で治療中〉とまで書いている。11日には、元マネジャーが警視庁に事情聴取されていたとも報じられた。事情を知る関係者はこう首をかしげる。

「元マネジャーは事情聴取で『江角の指示があった』とは語っていないらしい。彼には落書きをする動機がないし、どうやって長嶋氏の住所を調べたのか。不可解な点だらけです」

「落書き事件」当時、江角が所属していた事務所に問い合わせても、こう答えるばかりだった。

「相手方のいることなので現段階で具体的なコメントは差し控えさせていただきたい。元マネジャーがいまも会社に所属しているかも、心療内科に通っているかも答えられません」

 江角の主演でヒットしたテレビドラマ「ショムニ」のような爽快な結末は、訪れそうもない。

(本誌・上田耕司、小泉耕平、福田雄一、牧野めぐみ、山内リカ/今西憲之、黒田朔、三杉武、横田一)

週刊朝日 2014年9月26日号